WOWOWレポート「ダルチニアンとワルーエフ」(6.5放送) |
○王者ビック・ダルチニアン(8回1分38秒TKO)挑戦者ルイス・マルドナド●
IBFフライ級王者「レイジングブル(怒れる猛牛)」ビック・ダルチニアン(25戦全勝20KO)が、
挑戦者同級8位メキシコのルイス・マルドナド(33戦32勝24ko無敗1分、WBO同級2位)
を8回1分38秒、TKOで下し、4度目の防衛に成功
WBA世界ヘビー級タイトルマッチ (6月3日 ドイツ・ハノーバー)
○王者ニコライ・ワルーエフ(3回1分44秒TKO)挑戦者オーウェン・ペッグ●
アメリカのドンキングプロモーションと、ドイツのザワーランドプロモーションの共催興行のメイン
となった「米独ヘビー級対決」
213センチ、145.5キロのドイツの大巨人、ニコライ・ワルーエフ(44戦43勝31KO1無効試合)が、挑戦者WBA同級12位、187センチ、110キロ、アメリカのオーウェン・ペッグ(27戦25勝18KO2敗)を、3回1分44秒、TKOで破り、王座防衛に成功した。
ワルーエフは2回、上下のコンビネーションで、右ストレートを決めて、ダウンを奪い、さらに
3回には、左ジャブから、右アッパーで、オーウェンから2度目のダウン。
立ち上がったものの、ダメージが深く、ワルーエフのワンツーが決まったところで、レフェリー
が試合をとめた。
欧州ミドル級タイトルマッチ (6月3日 同所)
○挑戦者アミン・アシカイネン(8回TKO)王者セバスチャン・シルベスター●
欧州ミドル級王者、「ハリケーン」の異名を持つセバスチャン・シルベスター(22戦21勝9KO
1敗、25歳)と、挑戦者、17戦全勝13KO、EUミドル級王者アミン・アシカイネン(フィンランド、30歳)の一戦は、大方の予想を覆し、8回、TKOで、アミン・アシカイネンが勝利、新王者に
WOWOW実況チェック
怒涛のタイムリーオンエア
待ちに待ったディエゴ・コラレス対ホセ・ルイス・カスティージョ
略して「コラ・カス」第3戦
今回も事前に結果を知ってはいけないと、「ネット断ち」して、放送時間の月曜午後8時
番組冒頭からいきなりスタジオ 高柳アナのアップ
「カスティージョのウエイトオーバーで試合自体が中止。なくなってしまいました。放送することができません。まことに申し訳ございません」
カスティージョ、お前が謝れって・・
「で、放送なんですけれども、もともと予定されていたビック・ダルチニアンの試合と、ドイツで
行われたニコライ・ワルーエフ、WBAのヘビー級チャンピオンですね。この防衛戦を、もって
まいりまして、タイムリーオンエアとしてみなさまにご紹介したいと思います」
ダルチニアンはいいとして、「コラカス」の代わりにワルーエフって・・・・・・・・
「で、土肥アナウンサーは、まだフランスに出張中でございまして、今回もいません」
2週連続「男祭り」オンリーメンズって・・・・
「さらにお断りします。私、風邪をひいてしまいまして、こんな声で、申し訳ございません。
お聞き苦しいかと思いますが、ご了承ください」
なんか、踏んだりけったり・・・・・
それにしても許せないのは、こんな非常事態に、のんきにパリの街を楽しんでおられる土肥
アナ・・・・いやいや、もとい、カスティージョです。
「年間最高試合取るんじゃないかと思うような想像をしていたんですけどね。
それだけの選手が体重を落とせ無かったら、これ残念ですよね」
浜さんもお怒り
「試合の勝敗というのは、これ、試合をやってみての結果ですよ。試合する前に負けてるわけ
ですからね」
対戦相手のコラレス選手もあきれ顔
「みんなを裏切った行為なんだ。信じられない。許せない。自分はもう戦う用意が出来ていた
んだ」
再度、カスティージョと戦うつもりはあるかと聞かれて、
「いや、もう、真っ平ゴメンだね。カスティージョは、全てを台無しにした、ぶち壊したんだ」
ところが、当のカスティージョ
「わたしはそもそも、ライト級の選手じゃない」
意味不明のコメント
さらに、
「コラレスが対戦拒否したのはがっかり。どっちが勇敢か、ファンはわかっているはず」
と、試合が流れた責任はコラレスにあると「責任転嫁」
「ぼくは臆病者とはやりたくない。ぼくがやりたいのは、コットやハットンだ」
なんか、意気揚々とウエルター級参戦を示唆する始末
約3000万の罰金が課せられたのに、まったくこたえていない。
このポジティブ・シンキングぶりには小泉総理も真っ青・・・
世界困ったちゃん選手権、パウンドフォーパウンドはカスティージョ、で決まり。
ちなみに2位は、「キム」さん、隣の国のドキュン元首 ジョンイル主席
リアルに「クレイジー」キムしちゃってる「首領さま」です。
気を取り直して、第一試合
IBFフライ級選手権
「怒れる猛牛」ダルチニアン対33戦無敗の挑戦者、メキシコのルイス・マルドナド
(「ボクレポ」のWOWOWレポート過去ログ、4.17放送「回転おじさんコラヤン二」の巻で、
ダルチニアンがフィリピンの「ライオンハート」ディオスタッド・ガビを迎え撃った一戦のレポー
トがあります。興味のある方は参照してみてください)
実はこのダルチニアン、浜さん、お気に入り、フライ級では、一押しの選手なんです。
「この選手は戦う戦車みたいな選手ですからね」
「戦う戦車」って、表現、しびれます・・・
「相手を右で捕まえといて、左をぶち込むという選手ですから」
「ぶち込む」ってワイルドな言い方も最高です。浜さんらしくて。
「まあ、その相手に対してやっぱりみんな、なかなか打ち合いにはいけないんでしょうね」
挑戦者マルドナドに続き、ダルチニアン入場
高柳アナ
「この試合に備えまして、いつものようにジェフ・フェネックさんとアリゾナのフェニックスで、
1週間以上にわたるトレーニングを積んでまいりました、ダルチニアン」
すかさず、ジョーさん
「フェネックがフェニックスにいたわけですね」
高柳アナ
「この人アルメニア出身ですから、当然何ヶ国ヶ語かしゃべれるんだろうなと思っていました。
情報によりますと、アルメニア語、ロシア語、英語この3カ国語をしゃべるらしいですね」
またもや、ジョーさん
「まあ、そういう事もアルメニア」
高柳アナ
「いい振りをしてしまったようです」
ジョーさん、ダジャレ、二連打。今日はさえてるみたい。
浜さんは、さらに熱を入れて、ダルチニアンをほめまくります。
「フライ級離れしたパンチ力」 「打つこと・避ける事・倒すことに関してはナンバーワン」
「完全なる実戦派」 「他団体のフライ級チャンピオンに比べても一番強い」
試合直前、リング中央に呼ばれる二人の様子を見て
「マルドナドは飲まれてますね」
一方、ジョーさんは冷静
「ダルチニアン攻略法として、マルドナドがどんな戦法を取るかですね」
「チャンピオンはパンチのある、変則サウスポーですよ。それに対して右のダブルを当てるのか、左周りするのか。サウスポー対策を見たいですね」
1回
ダルチニアン、左を次々に振り回し、攻勢 マルドナドは手が出ない
高柳アナ
「腰がにげております、ルイス・マルドナド、これではいけません」
浜さん
「(ダルチニアンは)左がかすろうもんなら、ぐらつくもんなら走っていきますからね」
ジョーさん、浜さん、ともに10-9でダルチニアン
「ダルチニアンは、相手によって戦い方を変える選手ではないですね。右で距離を測って、タイミングはかって左打ち込む、そういうボクシングですからね」
ジョーさんのダルチニアン評
2回
この回も、ダルチニアンが強いプレス 左を打ち込む
なおもほめる浜さん
「勘が良いんでしょうね。打つこと・避ける事、って言うのは抜群ですね」
「これで、シャドーボクシング、一人でやるボクシングですね。そういうのは見た目には恰好
良くはないでしょうね」
マルドナドも、ダルチニアンの左に、カウンターの右を合わそうとしているのだが・・・・
ジョーさん
「(マルドナドのカウンターの)タイミングなかなかいいんです。やはり研究してるんでしょうね。
ただ、いかんせん、ちょっとパワーが無いですね」
ジョーさん、浜さんともにダルチニアンの10-9
3回
「このダルチニアンの武器と言うのはね。左のアッパーボディから左のフックですよね。
WBCのバンタム級チャンピオン、長谷川穂積選手も、似たような打ち方ですね」
ジョーさんのボクシング講座
「あれで距離の調整してるんですね。顔面が近すぎるときは、ボディ打ってから上へ返す。
顔面への距離が遠くなったときはいきなり顔面に行くんですよね」
ジョーさんがしゃべっている途中でも浜さんはマイペース
「ナイスパンチ、ナイスパンチ」
声がいつになく、はずんでいます。
「強引ですねー、今のも」
やっぱ、大好きなんですね、ダルチニアン
ジョーさん、浜さんともに、この回もダルチニアン
4回
ダルチニアン対策か
頻繁に、スイッチを繰り返す挑戦者マルドナド
浜さんは、相手が右構えでも、左構えでも、ダルチニアンは、ただ、左を打ち抜くことに徹して
いる、と指摘
ジョーさんは、この作戦に一定の効果は認める。
「サウスポーにスイッチしたときにジャブを使って、今逆ワンツーですね。左だして右返します
よね」
浜さん
「まあ、やっぱりマルドナドの方も右になったり左になったり、色々やりたいんですね」
4回も、ジョーさん、浜さん10-9でダルチニアン
ジョーさん
「最初はマルドナド良かったんですけどね。なかなかシャープなパンチ、ストレートパンチ入れ
てたんですけどね。ラウンドの中盤以降はダルチニャンにいいパンチ食いましたよね」
浜さん
「マルドナドの方は距離を保って、ある意味ダルチニアンから見ると軽いパンチでしょうけどね。そのパンチを打って相手のリズムを崩せれば良いんでしょうけど軽いパンチじゃ、ダルチニアン、倒れないですね」
5回
この回も前進して、手数を切らさないダルチニアン
サウスポーなのに、マルドナドの正面に立って、そのまま左アッパー
カウンターを合わされたらって、不安、彼には、みじんもみえません。
浜さん「平気で、左アッパー、打ってきますね。自信の表れですね」
ジョーさん「挑戦者マルドナド、相手の左が空振りしたあとすぐ右ストレートを打ち込んでるん
ですけどね。いかんせんパワーの差で3発くらい右当ててもダルチニアンの左1発で帳消し
になってますね」
「やっぱ踏み込んで、ウェイト乗せてパワフルに打ちますから、効果がありますよね」
ラスト20秒
ダルチニアン、左アッパー、左フック、左アッパー、左ストレート、左ストレート
左5連打
ジョーさん、浜さん10-9でこの回もダルチニアン
6回
本来、右構えのマルドナドの「スイッチ作戦」について、ジョーさん
「構えになったときは、体、正面に開いてますよね。半身になってないですよ。
無理にサウスポーになったときのほうが半身になりますよね」
「だからオーソドックスになったときですね。ダルチニアンのパンチが近く感じるんじゃない
ですかね」
なるほど、なるほど・・・・・半身に構えたほうが、懐は深くなりますね
パンチは当てにくくなるはずです。
「まあ、あのー、マルドナドがダルチニアン見たときには・・」
ジョーさんが話し終わるや、浜さん発言
「ガードが固いわけじゃないわけですからね」
浜さん、いったい、何を指摘してくれるのでしょう
「ただ、打っても効きそうにないという顔してるんでしょうね。やってみると」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2分過ぎ 左アッパーボディから、左ストレート さらに踏み込んで左
膝をつくマクドナド ダウン
立ち上がったマルドナドをさらに攻めるダルチニアン
7回
この回のダルチニアンは右リードをよくついていると、ジョーさん
「左一辺倒のボクシングだったんですけどね、狙ってますよ、ちょっと。
手数減らしてですね、一発で決めてやろうと強いのを打ち込もうとしてますね」
ラスト30秒
ダルチニアン、左、左の連打 パワーで押し込む
ジョーさん、浜さん、両者とも、10-9でダルチニアン
8回
明らかに、ダメージが残るマルドナドに、ダルチニアン、左、左、左
ジョーさん「反撃の力が相手に無いんでですね。手下げて肩の力抜いて打ってるんですね」
浜さん「まあ、踏み込むというか。まさに飛び込むという感じですね。この選手の打ち方は」
高柳アナ「まともにもらってしまいます。マルドナド。左3連発4連発」
「当たれば何発でも、左を繰り出します」
連打が入り、棒立ちとなったところ、ついに、レフェリーストップ
ダルチニアン、4度目の防衛、成功
たしかに強いダルチニアン
バランスの悪さを補うパワーと、当て勘・・・これがダルチニアンの強さ、とジョーさん
「もう、不恰好なボクシングですよ。バランスは左足に置いて。ところがパワーはありますね」
「右リードも甘いんですけども、その左を当てる勘がありますね。当て勘があるんですね」
ジョーさんの発言を受けて「不恰好」でもかまわないと、ダルチニアン擁護?に回る浜さん
「まあ、本質は打たれなければ良いんですから。どんな恰好であっても避ければいいんです
からね。どんな恰好からであっても強いパンチ打てれば良いんですからね」
「まさに、そのボクシングが、ダルチニアンのボクシングですよね」
「いい恰好で避けた、いい恰好で打った、これ体重乗らなかったら意味が無いですからね。
いい恰好で避けても、避けただけではポイントにならないわけですから」
会場、トーマスマックセンターの収容人員は約2万人
「コラカス」中止で、払い戻し者(キャンセル)続出。
実際に会場に詰め掛けたファンは約3000人に減ってしまったという。
会場にきた3000人の、熱いボクシングファンの前でインタビューに応じるダルチニアン
「自分の武器は左。(チーフセコンドの)フェネックが振り回すな、と言われたけど、自分は左
が自信がある。左アッパーがヒットすれば相手をノックダウンする自信がある」
「メキシコにいった時にホルヘ・アルセは自分に挑戦したいと言った。しかしそれを実行しない」
「アルセはチキンだ、臆病者だ自分と戦うのを怖がっているのだ」
ホルヘ・アルセを挑発するダルチニアン
もし、両者の激突が実現したら、名勝負間違いなしです。
続いて、WBAヘビー級タイトルマッチ 王者ワルーエフ対挑戦者オーウェン・ベック
ワルーエフ、とにかく大きい。 213センチ 145キロ!
ジョーさん
「145を2で割ったらいくらになりますか?72.5ですよ。って言うことはミドル級のリミットにじゃないですか。という事はミドル級の選手2人合せた体重があるんです」
「たとえばね、クレージーキム選手いるじゃないですか。そのクレージーキムを2人分銅に乗
せて、こっちワルーエフ乗せるとワルーエフの方が重たいんですもん」
こういう濃いキャラをたとえにだすのは、ずるいです。反則です。ジョーさんにイエローカード。
なぜか、真面目な浜さんまで
「分かりやすく言うと今度はバーナードホプキンスのミドル級。その2人ですからね。
それだけ大型だって言うことですよね」
ホプキンスを持ち出すのもキムさん以上に、ずるすぎます。反則!浜さんにレッドカード。
ワルーエフについて、高柳アナも
「まあ、人ごみで絶対まぎれることの無い選手であります」
「多少、パンチ、この大きな顔にもらってもビクともしないような、そんな太い首、でかい顔」
「アメフトの防具を着けてるんじゃないかって思うくらい、太く感じるんじゃないでしょうか」
とにかく、ボクシング技術より、体、でかっ!てことばかり。
インターバルで、コーナーで休むワルーエフのかたわらにバケツ
「向こうのバケツがコップに見えますね」
これには、ジョーさん大受け
肝心の試合は、一方的なワルーエフペース
浜さん「これだけ大きい選手でありますけど、左の使い方うまいですよ」
ジョーさん「やるボクシングはね、結構オーソドックス、正統派のボクシングするんですよ」
体は巨大、でもボクシングは、正統派で、左を重視
1回2分過ぎ 右の打ちおろしでペッグ、ダメージ
高柳アナ
「本当に何気ないように打ち落としているんですけどこの大きな体、太い腕から打ち出される
パンチですからその威力たるや相当な物と、判断できますよね」
浜さん「普通これだけ大きいと鈍いんですけどね。普通にボクシングしてますからね」
1回は、10-9ワルーエフ
2回
ダメージから、「ベックは体は前に行っても、足がついてこない状態(浜さん)」
2分過ぎ ワルーエフのコンビネーション炸裂
右ストレート 右フック 右ボディアッパー 左フック 右フック 右スイング 左アッパー
ちょっと、バックステップして、ワンツー、フック
これには、たまらず、ペッグ、ダウン
立ち上がるペッグをロープに詰めて、連打のワルーエフ
高柳アナ「ゴングに救われましたベック。しかしダウンを奪われています」
3回
ワルーエフ、右アッパーでダウン
立ち上がるペッグ しかし、ワンツーが決まりレフェリーストップ
3回1分44秒TKO勝利で、ワルーエフ初防衛成功
ジョーさん
「体の大きさで威嚇して、いいパンチ当ててですね。パコンビネーションの組み立てよかったですね。上下の打ち分けなんかしてですね。打ち下ろすパンチの正確さがありましたね」
浜さん
「もともと、左の使い方上手いんですよね。それでバランス崩すような打ちかたはしないですからね」
「それと、やっぱり鈍くないと。普通、これだけ大きいと相手が横に動くと、本当にスピード負けしますけどね」
最後に3戦目、ワルーエフの防衛戦の前に行われた欧州ミドル級タイトルマッチ
王者セバスチャン「ハリケーン」シルベスター対挑戦者アミン「イディ」アシカイネン
シルベスターは、ボクシング熱、高まるドイツの有力な世界王者候補。
ザワーランドプロモーターが期待をかける25歳のミドル級の俊英
「ガードの固い技巧派(ジョーさん)」
「フォーム、バランス良く、無駄打ちをしない(浜さん)」
(シルベスターは前回の防衛戦で、英国のスティーブン・ベンドールを3回、TKOで破ってい
ます。この試合の模様は、「ボクレポ」WOWOWレポート本年4月27日放送分にアップされ
ています。興味のある方ご参照ください。)
対するアシカイネンは、17戦全勝の戦績。ただし、ほとんどが母国フィンランドでの試合
年齢は30歳
1回、ペースを握ったのは、シルベスター
挑戦者アシカイネンのパンチは王者の固いガードに阻まれ、逆に、踏み込みが効いたシルベ
スターのパンチが決まる。
「アシカイネンは、精神的に焦りがありますね」と浜さん
「相手のディフェンスの固さで、届かない距離から打って、空振りして、打たれている状態、
ありますね」
その後も、シルベスター優位の展開ながら、アシカイネンも果敢に手数を出し続ける
ところが、7回
ガードの上でも打ち続けてきたアミン・アシカイネンのパンチが次々にヒット
偶然のバッティングで、シルベスターは左目の上をカット
そして、8回 開始早々
パンチの交錯の中、アシカイネンの右ショートストレートがカウンターでヒット
明らかに効いたシルベスター
アシカイネンは、ガードの真ん中に、さらに連打をまとめ、この回、2分36秒、左フックが、カウンターで、シルベスターのアゴを打ち抜き、新王者誕生
「シルベスターのようなガードの固い選手は攻防分離の傾向がありますね」
とジョーさん
「相手が手を出してくると、守り一辺倒になって、手が出ない」パターンになってしまうという
「押された段階で、一気にチャンスがきた。チャンスでダッシュできたのが勝因」と浜さん
「ブロックするところ、だんだん効いてきた。効いてきたときに、(シルベスターから)打ち始め
たら変なガードになってきた。そこをいいパンチ、入れられたと」
ザワーランドプロモーション期待の世界ランカーを、欧州の田舎、フィンランドから、
欧州の都会ドイツにはじめて出てきた30歳のノーランカーが食ってしまった。
やはり、ボクシングは真剣勝負 何がおこるかわからない
スタジオに戻って、浜さん
「カスティージョ、本当に残念の一言ですが、ダルチニアンがそれを吹っ飛ばすようなボクシ
ングしましたからね」
ダルチニアン、好きな状態、ありますから・・・・・・・???
締めはジョーさん
「ワルーエフ、非常に出来が良かったですね」
「ワルーエフの調子はヨイーエフ」
「シルベスターは世界路線、乗ってたんですよ。ところが、アミンがそれを妨害したんです」
「これが本当の安眠(あんみん)妨害」
まだ終わりません。
「関西のファンはカスティージョに言ってやってください。こら、カス!」
ダジャレ3連打でお開きです。
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