2006年 08月 01日
7/31東日本新人王準々決勝(現地ナマ観戦記) |
2006年7月31日後楽園ホール 第63回東日本新人王準々決勝
ミニマム級では、3戦3勝3KO、ドリームジムの田中教仁選手が3-0の判定で準決勝進出
ライトフライ級では、4戦3勝1敗、ただし、3勝すべてが1回KOの強打を誇る新田ジムの
黒田雅之選手が、またもや1回KOで、準決勝、ベスト4へ
場内をもっとも湧かせたのは、スーパーウエルター級エントリーの横田ジムの高野悠一郎
選手
トリッキーな無手勝流のボクシングで、ヨシヒロジムの星野泰幸選手を苦しめ、ドローなが
ら優勢と評価され、準決勝に進出した。
この日の興行は全14試合 うち2試合は、対戦相手の棄権により、休止
第1試合 ミニマム級 ○原島暁(3-0判定)中村一弘●
館林ジムの原島(3勝2KO3敗、20歳)が、伴流ジムの中村(3勝、23歳)に、3-0の判定
勝ち
中村は、伴流ジムの選手らしく、身体能力を生かして、右構えから、サウスポーにスイッチ
したり、飛び込んでのスイング気味の左フックを入れてみたり、と変幻自在のボクシング
原島は、ガードをしっかり固めて、距離を詰めて、中村の動きを封じ、ショートのパンチを
集める。
「動けるスペース」を制限されると、中村は不利
詰められて、反撃するが、ガードの固い原島が、相い打ちでも有利
距離の取り合いで、先手をとった原島が、ペースを支配し、39-38 39-38 39-37 の
3-0で、判定勝利
第2試合 ミニマム級 ○田中教仁(3-0判定)黒沢俊●
3戦3勝3KO、ドリームジムの田中(21歳)が、3-0の判定(40-36 40-36 40-37)で
木更津グリーンベイジムの黒沢を下した。
昨年の新人王戦線、ミニマム武市、ライトフライ宮下、と、二階級を制覇したドリームジムの
田中が、圧勝。
田中は、空振りが少なく、当て勘がよい。また、攻撃時の、ステップインが、素早く、また、
力強く、鋭い踏み込みからのコンビネーションが面白いように決まっていた。
第3試合 ライトフライ級 ○黒田雅之(1回1分30秒TKO)石井文哉●
4戦3勝1敗ながら、勝った3試合の全てが1ラウンドKO、というハードパンチャー
新田ジムの黒田雅之(20歳)が、フラッシュ赤羽ジムのサウスポー、石井文哉(3勝1敗、
19歳)に、1回1分30秒、TKO勝ち
右に回って、黒田の圧力をさばこうとした石井だが、開始早々の、黒田のショートの左フック
を浴びて、スタンディングダウン
再開後、黒田の右ストレートも浴びて、ダメージが深刻と判断したレフェリーが試合を止めた
黒田は、間違いなく、ライトフライ級の有力な優勝候補だ
第4試合 ライトフライ級 ○平川聖也(3-0判定)斎藤秀治●
斎田ジムの平川(2勝1KO3敗、23歳)が、船橋ドラゴンジムの斎藤(4勝1敗、22歳)に、
3-0の判定勝ち(39-37 39-37 39-37)
まず、防御に重点を置く船橋ドラゴンジムの選手らしくディフェンスが固く、攻撃は独特の
「ノーモーションの右」を多用する斎藤だが、1回、平川の左フックで、ダウン
その後も、ペースをつかみきれず、3-0の判定で平川の勝ち
第5試合 ライトフライ級 ○大久保雅史(3-0判定)大沢良樹●
レパード玉熊ジムの大久保(6勝1KO1敗、25歳)が、国際ジムの大沢(3勝2KO2敗26歳)
に、3-0の判定勝利(39-37 40-37 40-37)
リーチが長い大久保が、大沢のプレスを、足を使って、さばききっての判定勝ち
大久保はふところが深く、眼がよい。
しっかりと相手の動きを見て、急所に的確に打ち込んでは離れ、離れては打ち込む
大沢は、あごを引き、ガードもしっかりとしているが、踏み込みのスピード、攻め足の鋭さに
欠けて、大久保のアウトボクシングにさばかれてしまった。
第6試合 バンタム級 ○日高亮(2-1判定)久保田良一●
ウィン三迫ジムの日高(4勝1敗、26歳)が、角海老宝石ジムの久保田(5勝3KO4敗、26歳)
に、2-1の判定勝ち。(39-38 39-38 38-39)
コンビネーションで、パンチが出る日高が、終始、久保田を圧倒
第7試合 スーパーライト級 ○井上亮(3回2分42秒TKO)池田智●
ワタナベジムの井上(4勝1KO1敗、26歳)が、協栄カヌマジムの池田(3勝3KO2敗2分
20歳)を、3回、TKOで下す。
1回は手数でまさる池田のペース
しかし、2回、ボクシングセンスでは、まさっている井上が、右ストレートで、池田からダウン
を奪い、3回、池田のダメージが深いとみたレフェリーが試合を止めた
井上は、素質では、池田を上回っているように見え、勝利を収めたものの、スタミナ不足
2回から、息が上がっていたほか、手数が減ってしまった
第8試合 スーパーライト級 ○外園隼人(2-1判定)迫田太治●
帝拳ジムの外園(3勝1KO、19歳)が、横田スポーツジムの迫田(3勝3KO、23歳)
に、2-1の判定勝ち
サウスポーの迫田は、基本にとらわれない自己流のボクシング
あごを上げて、大振りで、圧力をかける。
外園は、右構え 帝拳ジムらしく、基本に忠実なボクシング
リーチにまさる外園を詰める迫田
しかし、1回、右ショートのストレートで、外園がダウンを奪う
ところが、ダウン後の加撃行為があり、外園、減点2 ダウンが帳消しに
それでも、外園がこのまま、KOで、決めるのかと思われたが、迫田が、外園に頭をつけて
の接近戦を挑み、混戦模様に
結果は、2-1の判定で、外園が勝利、準決勝に進出した
はた目には、右ストレートに左のフックをフォローするコンビネーションで攻めれば、簡単に
外園がKOで勝ち切れたように感じられたのだが・・・・
第9試合 スーパーライト級 ○吉田真(2回1分10秒TKO)伊藤忍●
宮田ジムの吉田(5勝1KO1敗、23歳)が、角海老宝石ジムの伊藤(5勝1KO1敗、22歳)
に、2回TKO勝ち
サウスポーの伊藤の左の打ち終わり、右のガードが下がる点をついて、吉田の左フックが
決まり、TKOに。
第10試合 スーパーウエルター級△高野悠一郎(ドロー優勢点で高野)星野泰△
横田スポーツジムの高野(3勝2KO1敗、23歳)とヨシヒロジムの星野(2勝2KO1敗21歳)
の一戦は、ドロー(39-38 38-38 38-39)
ただし、優勢点は高野となり、公式記録上は、ドローだが、準決勝進出は高野になった。
星野は基本に忠実な右ボクサーファイター
しかし、高野は「無手勝流」ボクシング
ぐるぐると腕を振り回したり、頭上でグローブを合わせたり、ノーガードで近づき、目いっぱい
大振りのアッパーを振り回したり、とやりたい放題
この変則ボクシングに、真面目な正統派の星野のペースが崩され
手数が出せず、後手に回る展開に
顔も、高野はきれいだが、星野は腫れあがっていて、深いダメージ
最終4回は、星野も必死の反撃で、やや疲れの見える高野を攻めたが、結果はドロー
前に出て、自己流ながらも、手を出していた高野が優勢と評価され、準決勝進出
高野の変則ボクシングに場内は大いに湧き、特にグローブを上にあげて、万歳に似た
ポーズをとった瞬間に、星野に顔面を痛打され、目を白黒させていた場面は、印象
深く、笑いを抑えきれなかった。
この高野といい、第8試合の迫田といい、変則的なボクシングで、いずれも横田
スポーツジム所属
選手それぞれ個性があり、その個性を大事にしながら、強くなっていく事が理想では
あるだろうが、やはり、「基本」は、大事
特に迫田選手は、体に力があり、気持ちも強く、パンチもある。
素材としては一級品
あごを引いて、ガードを上げて、という基本を徹底させれば、さらに、勝っていけるものと
思う。
なんとも、もったいない・・・・
第11試合ミドル級 ○吉田真樹(2-1判定)渡邊孝之●
新日本カスガジムの吉田(7戦2勝2KO4敗1分、30歳)が、ワタナベジムの渡邊(4戦1勝
1KO3敗、26歳)に2-1の判定勝ち(38-39 39-38 40-37)
終始、前に出て、手数を振るった吉田がジャッジの支持を得た
第12試合 ミドル級 ○南大悟(2回2分29秒KO)金子貴勇●
オーキッドカワイジムの南(1勝1敗、32歳)が、ワタナベジムの金子(1勝1KO、28歳)
を2回、KOで下した。
南は筋肉で武装した右ボクサーファイター
鍛え上げられた上半身から放たれるパンチは迫力十分
2回、左フックでダウンした金子に、一気にパンチをまとめて、KOした。
上体もやわらかく、頭もよく振れており、スタミナもありそう。
ミドル級の有力な優勝候補だ
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ミニマム級では、3戦3勝3KO、ドリームジムの田中教仁選手が3-0の判定で準決勝進出
ライトフライ級では、4戦3勝1敗、ただし、3勝すべてが1回KOの強打を誇る新田ジムの
黒田雅之選手が、またもや1回KOで、準決勝、ベスト4へ
場内をもっとも湧かせたのは、スーパーウエルター級エントリーの横田ジムの高野悠一郎
選手
トリッキーな無手勝流のボクシングで、ヨシヒロジムの星野泰幸選手を苦しめ、ドローなが
ら優勢と評価され、準決勝に進出した。
この日の興行は全14試合 うち2試合は、対戦相手の棄権により、休止
第1試合 ミニマム級 ○原島暁(3-0判定)中村一弘●
館林ジムの原島(3勝2KO3敗、20歳)が、伴流ジムの中村(3勝、23歳)に、3-0の判定
勝ち

中村は、伴流ジムの選手らしく、身体能力を生かして、右構えから、サウスポーにスイッチ
したり、飛び込んでのスイング気味の左フックを入れてみたり、と変幻自在のボクシング
原島は、ガードをしっかり固めて、距離を詰めて、中村の動きを封じ、ショートのパンチを
集める。
「動けるスペース」を制限されると、中村は不利
詰められて、反撃するが、ガードの固い原島が、相い打ちでも有利
距離の取り合いで、先手をとった原島が、ペースを支配し、39-38 39-38 39-37 の
3-0で、判定勝利
第2試合 ミニマム級 ○田中教仁(3-0判定)黒沢俊●
3戦3勝3KO、ドリームジムの田中(21歳)が、3-0の判定(40-36 40-36 40-37)で
木更津グリーンベイジムの黒沢を下した。

昨年の新人王戦線、ミニマム武市、ライトフライ宮下、と、二階級を制覇したドリームジムの
田中が、圧勝。
田中は、空振りが少なく、当て勘がよい。また、攻撃時の、ステップインが、素早く、また、
力強く、鋭い踏み込みからのコンビネーションが面白いように決まっていた。
第3試合 ライトフライ級 ○黒田雅之(1回1分30秒TKO)石井文哉●
4戦3勝1敗ながら、勝った3試合の全てが1ラウンドKO、というハードパンチャー
新田ジムの黒田雅之(20歳)が、フラッシュ赤羽ジムのサウスポー、石井文哉(3勝1敗、
19歳)に、1回1分30秒、TKO勝ち
右に回って、黒田の圧力をさばこうとした石井だが、開始早々の、黒田のショートの左フック
を浴びて、スタンディングダウン
再開後、黒田の右ストレートも浴びて、ダメージが深刻と判断したレフェリーが試合を止めた

黒田は、間違いなく、ライトフライ級の有力な優勝候補だ
第4試合 ライトフライ級 ○平川聖也(3-0判定)斎藤秀治●
斎田ジムの平川(2勝1KO3敗、23歳)が、船橋ドラゴンジムの斎藤(4勝1敗、22歳)に、
3-0の判定勝ち(39-37 39-37 39-37)

まず、防御に重点を置く船橋ドラゴンジムの選手らしくディフェンスが固く、攻撃は独特の
「ノーモーションの右」を多用する斎藤だが、1回、平川の左フックで、ダウン
その後も、ペースをつかみきれず、3-0の判定で平川の勝ち
第5試合 ライトフライ級 ○大久保雅史(3-0判定)大沢良樹●
レパード玉熊ジムの大久保(6勝1KO1敗、25歳)が、国際ジムの大沢(3勝2KO2敗26歳)
に、3-0の判定勝利(39-37 40-37 40-37)

リーチが長い大久保が、大沢のプレスを、足を使って、さばききっての判定勝ち
大久保はふところが深く、眼がよい。
しっかりと相手の動きを見て、急所に的確に打ち込んでは離れ、離れては打ち込む
大沢は、あごを引き、ガードもしっかりとしているが、踏み込みのスピード、攻め足の鋭さに
欠けて、大久保のアウトボクシングにさばかれてしまった。
第6試合 バンタム級 ○日高亮(2-1判定)久保田良一●
ウィン三迫ジムの日高(4勝1敗、26歳)が、角海老宝石ジムの久保田(5勝3KO4敗、26歳)
に、2-1の判定勝ち。(39-38 39-38 38-39)

コンビネーションで、パンチが出る日高が、終始、久保田を圧倒
第7試合 スーパーライト級 ○井上亮(3回2分42秒TKO)池田智●
ワタナベジムの井上(4勝1KO1敗、26歳)が、協栄カヌマジムの池田(3勝3KO2敗2分
20歳)を、3回、TKOで下す。

1回は手数でまさる池田のペース
しかし、2回、ボクシングセンスでは、まさっている井上が、右ストレートで、池田からダウン
を奪い、3回、池田のダメージが深いとみたレフェリーが試合を止めた
井上は、素質では、池田を上回っているように見え、勝利を収めたものの、スタミナ不足
2回から、息が上がっていたほか、手数が減ってしまった
第8試合 スーパーライト級 ○外園隼人(2-1判定)迫田太治●
帝拳ジムの外園(3勝1KO、19歳)が、横田スポーツジムの迫田(3勝3KO、23歳)
に、2-1の判定勝ち

サウスポーの迫田は、基本にとらわれない自己流のボクシング
あごを上げて、大振りで、圧力をかける。
外園は、右構え 帝拳ジムらしく、基本に忠実なボクシング
リーチにまさる外園を詰める迫田
しかし、1回、右ショートのストレートで、外園がダウンを奪う
ところが、ダウン後の加撃行為があり、外園、減点2 ダウンが帳消しに
それでも、外園がこのまま、KOで、決めるのかと思われたが、迫田が、外園に頭をつけて
の接近戦を挑み、混戦模様に
結果は、2-1の判定で、外園が勝利、準決勝に進出した
はた目には、右ストレートに左のフックをフォローするコンビネーションで攻めれば、簡単に
外園がKOで勝ち切れたように感じられたのだが・・・・
第9試合 スーパーライト級 ○吉田真(2回1分10秒TKO)伊藤忍●
宮田ジムの吉田(5勝1KO1敗、23歳)が、角海老宝石ジムの伊藤(5勝1KO1敗、22歳)
に、2回TKO勝ち

サウスポーの伊藤の左の打ち終わり、右のガードが下がる点をついて、吉田の左フックが
決まり、TKOに。
第10試合 スーパーウエルター級△高野悠一郎(ドロー優勢点で高野)星野泰△
横田スポーツジムの高野(3勝2KO1敗、23歳)とヨシヒロジムの星野(2勝2KO1敗21歳)
の一戦は、ドロー(39-38 38-38 38-39)
ただし、優勢点は高野となり、公式記録上は、ドローだが、準決勝進出は高野になった。
星野は基本に忠実な右ボクサーファイター

しかし、高野は「無手勝流」ボクシング
ぐるぐると腕を振り回したり、頭上でグローブを合わせたり、ノーガードで近づき、目いっぱい
大振りのアッパーを振り回したり、とやりたい放題
この変則ボクシングに、真面目な正統派の星野のペースが崩され
手数が出せず、後手に回る展開に
顔も、高野はきれいだが、星野は腫れあがっていて、深いダメージ
最終4回は、星野も必死の反撃で、やや疲れの見える高野を攻めたが、結果はドロー
前に出て、自己流ながらも、手を出していた高野が優勢と評価され、準決勝進出
高野の変則ボクシングに場内は大いに湧き、特にグローブを上にあげて、万歳に似た
ポーズをとった瞬間に、星野に顔面を痛打され、目を白黒させていた場面は、印象
深く、笑いを抑えきれなかった。
この高野といい、第8試合の迫田といい、変則的なボクシングで、いずれも横田
スポーツジム所属
選手それぞれ個性があり、その個性を大事にしながら、強くなっていく事が理想では
あるだろうが、やはり、「基本」は、大事
特に迫田選手は、体に力があり、気持ちも強く、パンチもある。
素材としては一級品
あごを引いて、ガードを上げて、という基本を徹底させれば、さらに、勝っていけるものと
思う。
なんとも、もったいない・・・・
第11試合ミドル級 ○吉田真樹(2-1判定)渡邊孝之●
新日本カスガジムの吉田(7戦2勝2KO4敗1分、30歳)が、ワタナベジムの渡邊(4戦1勝
1KO3敗、26歳)に2-1の判定勝ち(38-39 39-38 40-37)

終始、前に出て、手数を振るった吉田がジャッジの支持を得た
第12試合 ミドル級 ○南大悟(2回2分29秒KO)金子貴勇●
オーキッドカワイジムの南(1勝1敗、32歳)が、ワタナベジムの金子(1勝1KO、28歳)
を2回、KOで下した。
南は筋肉で武装した右ボクサーファイター
鍛え上げられた上半身から放たれるパンチは迫力十分

2回、左フックでダウンした金子に、一気にパンチをまとめて、KOした。
上体もやわらかく、頭もよく振れており、スタミナもありそう。
ミドル級の有力な優勝候補だ
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by box-houkoku | 2006-08-01 10:46 | 現地ナマ観戦記
