第63回東日本新人王準決勝戦(現地ナマ観戦記) |
第63回東日本新人王トーナメント準決勝戦
11月3日の決勝戦に進出するミニマムからミドルまで13階級26人が出揃った
「ボクレポ」はこの新人王戦、時間が許す限り、ナマ観戦し続けてきた。
以下、過去記事
3月30日開幕戦
6月29日準々決勝戦
7月5日準々決勝戦
7月31日準々決勝戦
8月1日準々決勝戦
8月16日準々決勝戦
二日間にわたって行われた準決勝戦の熱闘
各階級別にレポートし、11月3日に行われる決勝戦を展望したい
ミニマム級 9.28準決勝戦 ○原島暁(2-0判定)春日井智春●
館林ジムの原島(4勝2KO3敗、20歳)が、ドリームジムの春日井(4勝1敗1分、25歳)
に、3-0の判定勝ち(39-39 39-38原島 40-37原島)
リーチの長い原島は、アウトサイドからの左右のフックを武器に、プレッシャー
距離を詰めたい春日井は、ガードを固めて、原島のふところに入ろうと、努めるが、原島の
圧力は強く、下がらされる展開
2-0の判定で、原島の勝ち
ミニマム級 9.29準決勝戦 ○田中教仁(3-0判定)福村和仁●
ドリームジムの田中(4勝3KO、21歳)と、大橋ジムの福村(3勝、23歳)の無敗対決
田中は自信を持って、大胆なステップインからコンビネーション
右のオーバーハンドから左のボディが、的確にヒット
福村は田中の強打を警戒するあまり、後手に回ってしまう
手数、有効打、攻勢、全てにわたって、田中の圧勝
3-0の判定勝ち(40-37 40-37 40-37)
決勝戦展望
上下の打ち分けに長けてインサイドからのストレート系のパンチが光り、足も使える田中が、
原島が得意な中間距離での打ち合いでも優位か。
原島は田中のステップインにアッパーを合わせ、前に出て、圧力をかけられれば勝機
ライトフライ級 9.28準決勝戦 ○黒田雅之(2-0判定)伊藤和貴●
5戦4勝4KO、4勝全てが1ラウンドKO、「新田ジムの1回KO男」黒田(20歳)と、左ボクサー
タイプ、沼田ジムの伊藤(3勝1KO2敗、21歳)の一戦
黒田の強打を警戒する伊藤は、1回から足を使って、サークリング
黒田は、KO狙いか、大振りで単発傾向
中間距離でのフックは迫力十分だが、距離をつぶされると手が出ない
伊藤は離れて、黒田の強打をかわし、一転して、くっつくと、黒田のボディを攻める
腰高の黒田、たしかにボディが狙い目か
2回には黒田が鼻血
最終4回、黒田、スタミナ切れの兆候 しかし、伊藤も決定打に欠ける
判定は、38-38をつけたジャッジもいたが、39-37 39-38で二人のジャッジは黒田支持
有効打には結びつきにくかったが、常に前に出て攻勢をとっていた黒田が、判定勝ち
ライトフライ級 9.29準決勝戦 ○平川聖也(2-0判定)大久保雅史●
斎田ジムの平川(3勝1KO3敗、23歳)と、レパード玉熊ジムの大久保(7勝1KO1敗、25歳)
の一戦
平川は、ステップイン、バックステップが鋭く、打っては離れ、のメリハリの効いたボクシング
2回には、中間距離でのワンツー 3回には、左フックをクリーンヒットさせてポイントアウト
最終4回は、開始早々、大久保の左フックで、平川の膝が揺れるがダウンは奪えずゴング
判定は、2-0で、平川の勝ち
(38-38 39-38 39-38)
決勝戦展望
黒田の強打を耐え抜き、長期戦に持ち込めればスタミナにまさる平川にも勝機
フライ級 9.28準決勝戦 ○金城智哉(3-0判定)福永真也●
「ボクレポ」一押し、ワタナベジムの金城(7勝2KO1敗1分、21歳)が、白井具志堅スポーツ
ジムの福永(5勝2KO1敗1分、20歳)に3-0の判定勝ち
判定結果は、3者とも40-36
福永も決して、弱い選手ではないのだが、あまりにも金城が強すぎる
遠い距離からのワンツー 接近戦での巧みなボディ打ち 連打の回転
スピード バランス 防御技術 スタミナ パワー
全てにわたって金城が福永を圧倒した
試合を重ねるたびに、加速度的に強くなってきている印象の金城
フライ級新人王制覇に死角無し
フライ級 9.29準決勝戦 ○村中優(2-0判定)白石豊土●
フラッシュ赤羽ジムの村中(6勝2KO1敗、21歳)が、協栄ジムの白石(6勝2KO1敗、20歳)
に、2-0の判定勝ち(38-38 39-37 39-37)
本来はアウトボクサーの白石が、1回から積極的に前に
白石の攻勢をさばく村中は、2分半過ぎ、タイミングのよい左フックでダウンを奪う
ところが2回 白石の左フックが村中を痛打
3回もダウンを奪ったはずの村中がやや押され気味
最終4回 村中、ややスタミナ切れの兆候
白石の前進に下がらされる展開
私の採点は38-38のドロー
判定は微妙なものに思われたが、二人のジャッジが39-37で村中を支持
2-0で、村中が決勝に進出した
村中は、ややスタミナに難があるが、カウンターを奪うセンスの良さは出色
また、ウイービング、ダッキングをしながら、スムーズに攻撃につなげる動きも目を引く
この試合、下がらされながらも、左のダブルを白石に確実に決めていて、ジャッジはここを
評価したようだ
決勝戦展望
金城の勝利を予想。
ただ、フライ級としては、あまりにも体の大きい金城。体重の調整ミスが起こる可能性も
村中は頭を振って、詰めて、ボディから上に返し、一転して、大胆に離れて、金城の長い右
が届かない位置に、身を置いて戦う「出入りのボクシング」が必要
スーパーフライ級 9.28準決勝戦 ○立山信生(2-1判定)鈴木雄大●
船橋ドラゴンジムの立山(5勝1KO1分、25歳)が、ドリームジムの鈴木(4勝1KO1敗、21
歳)に、2-1の判定勝ち
スピードは互角ながら、体のパワー、パンチ力で、立山が優位
3回には、鈴木、左目上をカット
4回は、両選手、足を止めての打ち合い
判定は、一人のジャッジは39-38で鈴木を支持したが、残りのジャッジは39-38で立山支持
2-1で、立山の勝ち
スーパーフライ級 9.29準決勝戦 ○月花正幸(3-0判定)茗荷新緑●
「ボクレポ」一押し、八王子中屋ジムの月花(6勝2KO、22歳)が、川島ジムの茗荷(5勝2分
25歳)に3-0の判定勝ち(39-37 40-38 40-37)
サウスポーの茗荷は川島ジムの選手らしく、ディフェンスを重視したアウトボクシング
1回から、月花は茗荷の正面にあえて立って、右ストレートで圧力
今日の月花は、強引で粗い 大振りが目立ち、パンチは正確さを欠く
ただ、「左」が当たりそうな気もするのだが、茗荷は消極的で手数不足
月花は右が出るのに、茗荷は正面の月花に、左を出せない
最終4回 強引に攻めたためか、月花はやや打ち疲れで、この回は先手をとらず、カウンター
狙い
3-0で、月花が決勝進出
決勝戦展望
スタミナさえ切れなければ、月花の優位は動かず
バンタム級 9.28準決勝戦 ○日高亮(2-1判定)粉川拓也●
ウイン三迫ジムの日高(5勝1敗、26歳)が、宮田ジムの粉川(5勝2KO、21歳)に2-1の
判定勝ち
(39-37 粉川 39-38 日高 39-38 日高)
粉川は、宮田ジムの選手らしく、トリッキーな動きを入れつつ、アウトサイドからの左右のフック
日高は、このフックをかいくぐって、中に入ってのボディ狙い
互角の攻防が続くが、最終4回、ボディ打ちの効果か、粉川のスタミナ失速
この回を明確にとった日高が決勝進出に
バンタム級 9.29準決勝戦 ○大北正人(4回33秒TKO)石本良次●
アマ戦績豊富な角海老宝石ジムの大北(5勝2KO1敗、26歳)が、協栄札幌赤坂ジムの
石本(5勝2KO1敗、26歳)に4回TKO勝ち
角海老ジム陣営は、大北にさかんに「外を取れ」の指示
右に回って、常に踏み出した足の位置を相手の外側に置くべき、との意味
この位置からは、サウスポー大北の右フックが、右構えの石本にとって、死角となりがち
1回、早くも大北の右フックで、石本、ダウン
立ち上がるも、インターバル時、コーナーを間違えてしまう石本
かなりのダメージ
2回、大北のフットワークについていけない石本
右フック、左ストレートを被弾
3回はダウンを奪われて不利の石本が捨て身で前に
しかし、ラスト10秒、大北の左ストレートがカウンターでクリーンヒット
4回 ダメージが深い石本に、連打で大北のTKO勝ち
決勝戦展望
大北が有利 アマ出身らしくアップライトの構えの大北の空いたボディを日高がしつこく狙い
足を止めれば、日高にも勝機
スーパーバンタム級 9.28準決勝戦 ○上野康太(3-0判定)田内絹人●
三谷大和スポーツジムの上野(6勝4KO、19歳)が、横浜光ジムの田内(5勝3KO1敗1分
21歳)に3-0の判定勝ち
(39-37 39-38 39-38)
上野は三谷大和スポーツジム第一号選手
2004年関東大会優勝のアマチュア実績を誇るサウスポー
1回 田内の右がいきなりヒット
その後も田内はショートの右を狙って前に
しかし、じょじょに、上野の左が的確に田内をとらえる
判定は3-0で上野の勝利
スーパーバンタム級 9.29準決勝戦 ○大竹秀典(2-0判定)人見斉光●
金子ジムの大竹(2勝1KO1分、25歳)が、帝拳ジムの人見(6勝4KO1敗、26歳)に2-0
の判定勝ち
(38-38 40-37 40-37)
両選手、2回から頭を付け合ってのインファイトで一歩も引かず
パンチが脇をふりぼって、コンパクトにインサイドから繰り出される大竹が優位に
接近戦では威力を発揮するアッパーがうまい点も大竹の強み
また、左のダブル、トリプルを披露するなど連打の回転でも大竹は人見をリード
2-0の判定勝ちに
決勝戦展望
近い距離では大竹 遠い距離では上野 総合力では大竹
フェザー級 9.28準決勝戦 ○加治木了太(不戦勝)藤井智徳●
フェザー級 9.29準決勝戦 ○笛木亮(3回57秒TKO)内山卓也●
6戦5勝5KO1分、ジャパンスポーツジムの笛木(22歳)と、9戦6勝6KO2敗1分、FIジム
の内山(23歳)の一戦
勝利がすべてKO勝ちというハードパンチャー同士
両選手とも「ボクレポ」一押し
笛木は、プロとして、「華」があるイケメンのサウスポー 内山は番長タイプの風貌のブル
ファイター
野球でいえば、笛木はエースピッチャーでキャプテンタイプの「二枚目キャラ」
内山は、キャッチャーで4番 ホームランバッタータイプの「非二枚目キャラ」(失礼)
サウスポーの笛木対オーソドックスの内山
とにかく、あらゆる面で好対照の二人が真っ向から激突
1回 短期決戦を狙って、内山は右を強振
しかし、笛木は冷静に、足を使ってさばいて、ショートの左をシャープに打ち込んでくる
2回 内山のプレスはやまず、笛木の右ひたいはバッティングでカット
有効打は、笛木が多いが、内山のパンチをすべてかわすことはできず、内山の右もヒット
集中力を切らしたら、内山の一発の豪打に沈む可能性も
3回 やや打ち疲れが見える内山に、笛木は左ストレートをまとめ打ち
内山が棒立ち、手が出なくなったところで、レフェリーが試合を止めた
笛木のTKO勝利
内山は上体が固く、頭も振れていないので、笛木のパンチをまともにもらいすぎた
上体の柔軟性だけでなく、フットワークでも笛木がまさり、内山の前進はたくみにさばかれ
てしまった
笛木はこの試合が評価され、29日の興行のMVP「ウイニング賞」を受賞
決勝戦展望
笛木が有利 特に、中間距離での展開になると加治木の勝機はほとんどない
加治木は左サイドに回りながら、笛木のふところに入って、インファイトを仕掛けたい
スーパーフェザー級 9.28準決勝戦 ○大村光矢(3-0判定)諏訪雅士●
「ボクレポ」一押し、三迫ジムの大村(5勝3KO1敗、25歳)がピューマ渡久地ジムの諏訪に
3-0の判定勝ち(39-38 40-37 40-36)
身長、リーチで劣る大村は、低い姿勢から中に入ってのボデイ打ち
無尽蔵ともいえるスタミナを誇る大村は、小刻みに上体を振りながら、しつこく詰めて、
手数を切らさず
最終4回まで、大村の圧力は全く衰えず、3-0の判定勝ち
体格とパワーでは、諏訪がまさっていたと思うが、大村はスタミナと手数を手数を武器に
諏訪を「完封」してみせた
スーパーフェザー級 9.29準決勝戦 ○清水秀人(3-0判定)鎧塚真也●
木更津グリーンベイジムの清水(5勝2KO2敗、21歳)が、協栄ジムの鎧塚(6勝4KO、
23歳)に3-0の判定勝ち(39-37 40-37 40-37)
長身のサウスポー、清水はパンチ力にまさる鎧塚を完璧にさばいてみせた
1回から清水は、足捌きが冴えて、鎧塚の距離に身を置かず
離れるか、あるいは距離をつぶして、密着してクリンチに持ち込むか
自分の距離で戦う方針を徹底
ロングの左、をもらい劣勢の鎧塚は3回、さらにプレスを強めるが、清水は冷静にさばき
鎧塚の強打は空転
3-0の判定で清水の勝ち
決勝戦展望
身長、リーチが長く、ふところが深い左ボクサータイプの清水に、スタミナと手数を武器に
大村がどこまで詰め切れるか、に注目
鎧塚に比べて、頭の位置が低く、上体が柔らかい大村のプレスをさばききるのは、困難に
思えるのだが・・・
ライト級 9.28準決勝戦 ○篠崎生思郎(3-0判定)平井良維●
ヨネクラジムの篠崎(5勝1KO1敗、29歳)が、三谷大和スポーツジムの平井(6勝1KO1分
20歳)に3-0の判定勝ち(39-38 39-37 40-37)
低い姿勢で前に出て、ボディ狙いの篠崎の圧力に、平井は下がらされる展開
劣勢を自覚した平井は最終4回 下がらずに、打ち合いに
3-0の判定で篠崎の勝ち
ライト級 9.29準決勝戦 △佐々木悟(ドロー、佐々木の優勢)今泉陽介▲
ヨネクラジムの佐々木悟(3勝3KO1敗、24歳)と沼田ジムの今泉(5勝1KO2敗1分、22歳)
の一戦は初回から足を止め、頭をつけての打ち合い
試合後もダメージが尾を引きそうで、体が心配になってしまう壮烈な打撃戦に
ただ、両選手とも、気持ちが高ぶりすぎていて、パンチをメクラ打ちしていた傾向
もう少し、落ち着いて、相手の動きをしっかりと見て、戦ってほしかった
特に佐々木は、サウスポーなのに、相手の正面に立って、ただただパンチを振るうばかり
サイドへの動きもいれて、サウスポーの利点を生かしたボクシングを心がけるべきでは
判定はドロー(39-38今泉 39-38佐々木 38-38)
しかし、優勢点は佐々木にあるとされ、規定により佐々木が決勝進出
決勝戦展望
ヨネクラジム同門対決。回避して、一方が棄権というのは絶対にやめてほしい。
経験と地力にまさる篠崎がやはり有利か
スーパーライト級 9.28準決勝戦 ○加藤健太(1回2分16秒KO)井上亮●
2戦2勝2KO、三谷大和スポーツジムの加藤(20歳)が持ち前の強打で、ワタナベジムの
井上(5勝2KO1敗、26歳)から2度のダウンを奪って、KO勝ち
スーパーライト級 9.29準決勝戦 ○吉田真(3回1分53秒TKO)外園隼人●
宮田ジムの吉田(6勝2KO1敗、23歳)と帝拳ジム最後の砦、外園(4勝1KO、19歳)の一戦
手足が長く、顔が小さく、足が細い 典型的なボクシング体型の両選手
1回から、長い距離からのワンツーが決まり、外園ペース
2回には、吉田をコーナーに詰めて、攻め立てる
しかし、3回、宮田のパンチで、外園の眼が腫れてしまう
この回、合計3回のドクターチェックの末に、ドクターストップ
吉田のTKO勝ち
決勝戦展望
強打の加藤が有利
ウエルター級 9.28準決勝戦 ○出田裕一(1回2分36秒TKO)宮本成日●
ヨネクラジムの出田(4勝2KO、21歳)が、JBスポーツジムの宮本(3勝1KO、25歳)を
1回TKOで下し、決勝進出
6月29日の準々決勝 めったにない「ダブルノックダウン」事件の一方の当事者が宮本
この宮本、「ダブルノックダウン」だったにも関わらず、自分だけがダウンしたと思い込んで、
失ったポイントを挽回しようと、必死に攻めた
その攻勢ぶりが評価されて判定勝ちで勝ち上がってきたという愛すべき「天然ボケ」キャラ
のボクサー
「お前、絶対、減量してないだろっ」と思われるプックリとしたお腹もなんともユーモラスで、
今回のトーナメントの「名物」ボクサーとして注目していた
しかし、対戦相手、ヨネクラジムの出田は、名門、東京農大ボクシング部出身、アマ戦績
30戦以上の強豪
まともにボクシングをしては勝ち目がない宮本は、ゴングが鳴ると同時に全力でラッシュ
この玉砕特攻戦法で、万が一の「奇跡」に賭ける
しかし、出田は冷静に対処し、カウンターを決めて、1回2分36秒TKO勝ち
敗れたとはいえ、宮本の戦い方は間違ってはいないし、その勇気には拍手
ウエルター級 9.29準決勝戦 ○指田竜一(1回1分29秒KO)七島一善●
マーベラスジムの指田(3勝1KO1敗、21歳)が、京浜川崎ジムの七島(5勝4KO1敗、21
歳)に1回、2度のダウンを奪ってKO勝ち
開始早々、不用意に指田の左フックをもらってダウンのサウスポー七島
立ち上がるもダメージは深く、連打をまとめられて、膝をついてのKO負け
その際だった「悪童」キャラ、七島流ダンスパフォーマンスで、宮本と並んで、「名物」キャラと
して注目していた七島も、トーナメントから消えてしまった
決勝戦展望
アマ強豪の出田に死角無し
スーパーウエルター級 9.28準決勝 ○永山大輔(不戦勝)高野悠一郎●
スーパーウエルター級 9.29準決勝 ○相澤健治(2-0判定)田辺修輔●
オサムジムの相澤(3勝1KO、22歳)が、ジャパンスポーツジムの田辺(2勝1KO6敗、27歳)
との足を止めての打ち合いを、2-0の判定で制して、決勝進出に
(38-38 39-38 40-38)
決勝戦展望
スタミナと手数の相澤が接近戦では有利 永山が距離を保てれば勝機
ミドル級 9.28準決勝 ○吉田真樹(2回3分TKO)平林隼人●
新日本カスガジムのサウスポー、吉田(3勝2KO4敗1分、30歳)と横浜さくらジムの
平林(3勝3KO、19歳)の一戦
1回、平林が一方的に攻める
しかし、吉田はまさに人間離れした打たれ強さ
2回 吉田、ダウン 立ち上がった吉田に一気に平林はパンチをまとめるが、吉田は耐え抜く
この回後半には逆に打ち疲れの平林に吉田が反撃 右フック、左ストレートで攻め立てて、レフェリーストップ
ダウンを奪われながらも大逆転のTKO勝ちで、吉田が決勝進出
ミドル級 9.29準決勝 ○淵上誠(3-0判定)南大悟●
八王子中屋ジムの淵上(4勝1KO3敗、23歳)が、オーキッヂカワイジムの南(2勝1KO
1敗、32歳)に3-0の判定勝ち(39-38 39-38 39-37)
サウスポーの淵上に、オーソドックスの南
南は淵上の左を警戒するあまり、腰が引けた状態でアウトサイドからの左フック
腰を入れて、正面から、内側に最短距離の軌道で右を入れて、左を返す、といったパターンに
しないといけないはずなのだが、この日の南は、生彩を欠く
一方、淵上は南の左フックを避けて、打ち終わりにカウンター
最終4回 スタミナが失速し、動きが落ちる南
3-0の判定で淵上の勝ち
決勝戦展望
最重量級で、サウスポー同士の一戦
ファイター吉田対ボクサー淵上 詰めて吉田 離れて淵上
ほとんど人間離れした吉田の打たれ強さは必見!
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