WBCフライ級新チャンピオン、内藤大助!ビータイトラジオ再登場! |
ゲストは、7月18日、「絶対王者」ポンサクレック選手を相手に、戦い抜いて、みごとに、
世界王座に輝いた内藤大助選手(宮田ジム)
このラジオのリスナーの皆様、さらには、真にプロボクシングを愛するファンの皆様の熱い
要望に応えての、再登場に
当初のゲストの予定は、WBAフライ級チャンピオンの坂田健史選手(協栄ジム)
ところが、坂田選手、結婚式のために、ハワイに
帰国は7月20日と伝えられ、帰国直後、地元の広島で静養の予定
日程のメドがはっきりとつかないまま、いたずらに、日数のみが経過
どうしようか、と困ってしまって、ラジオの更新も停滞
そんな時、ビータイトラジオに続々と、「内藤選手の連続登場」を求めるリスナーの皆様から
のメールが
同じ選手の、連続出演は好ましくないというのが、ビータイトラジオの考え
ただ、内藤選手の場合は、別格、と判断
なんといっても、17連続防衛、11年半にわたり54連勝中という「絶対王者」ポンサクレックを
3-0、明確な判定で下した男だ
WBCフライ級世界王座のベルトが日本人の腰に巻かれるのは1984年小林光二選手
以来、なんと23年ぶり
まさに、日本プロボクシング界の歴史に残る偉業
さらに、試合内容が本当に、素晴らしかった
技と技 拳と拳 魂と魂
それが、正面から、激しくぶつかり合った12ラウンドだった
「ボクレポ」の前列にいたあるJBC関係者
内藤選手の勝利が告げられるや、人目もはばからず号泣
赤ん坊が泣くように、大の男が、あらん限りの力で思いっきり
泣きやまない彼の肩をたたく別のJBC関係者も目に涙
リングサイドの報道関係のカメラマンの目にも涙
何百、いや何千試合と、プロボクシングを見続けてきたはずの「玄人(くろうと)」の人たち
そんな彼らでさえ、あの一瞬は仕事を忘れ、湧き上がる感情を抑え切れない
それくらい、感動的な戦いだった
これほど、後楽園ホールが沸き立ったのは、個人的には、昨年9月19日に行われた
日本ウエルター級タイトルマッチ
王者、大曲(ヨネクラジム)対挑戦者、新井(高崎ジム)の一戦以来
( 過去記事 あります )
もちろん、「ボクレポ」も当日生観戦
そして、涙
みごとに新王者になった内藤選手
前回のラジオでは、「世界をとったら、いいたいことが山ほどある」
思いの丈を大いに語っていただいた
詳しい内容は、ラジオを聴いていただくとして
この一戦について、私事にわたるつまらない話ではあるが、知ってもらいたいことがある
「ボクレポ」、前回のビータイトラジオで、内藤選手に接し、その純粋な人柄に強い印象を
受けた
なんとか「3度目の正直」を果たしてほしい、と思ったが、客観的に見て、勝算は限りなく
ゼロに近い
「最後の試合」になるだろうと考えて、ある種の「餞別」の感覚で
思い切って、内藤選手から直接、リングサイドを3枚購入した
購入したあと、困ったことが
自分の席の分を差し引いて、2枚、チケットが余ってしまう
誰を誘うべきか、考えた
真っ先に、スーパーフェザー級で世界を目指す小堀佑介選手(角海老宝石ジム)の顔が
ただ、彼はこの日、角海老ジム恒例の茨城県水戸市の走りこみ合宿に参加中
ここは、練習に専念させるべきところ
そこで、同じく前回のビータイトラジオで、内藤選手に接したボクシングガールズの清水りさ
さんに声をかけた
残りあと一枚、だれを呼ぶべきか
世界戦のギリギリ前日、電話で誘った相手は、「天上天下唯我独尊」の佐々木基樹選手
(協栄ジム)
実は、佐々木選手は、内藤選手と同期の新人王
世代的にもほぼ同じで、深い親交がある
「ボクレポ」と佐々木選手は、知らない仲ではなく、多少の付き合いがある
といっても、そう密接なものではなく、四ヶ月に一回くらい何人かで集まって食事をして、
騒ぐ程度のもの
佐々木選手からは「快諾」
なんでも、ちょうど自腹を切って、会場にいこうと考えていたところだったとか
佐々木選手と世界戦を見に行くのは、実は二度目
一度目は、忘れもしない2006年7月22日
東大阪アリーナで行われたWBCスーパーフライ級タイトルマッチ
王者、マーティン・カスティリョ対 挑戦者、名城信男(六島ジム) の一戦
この試合、絶対的に不利と思われていた名城選手がビッグアップセット(大番狂わせ)
みごとに、世界タイトル奪取に成功する
( 過去記事 あります )
このわずか5日前の7月17日
当時WBAスーパーライト級9位に位置していた佐々木選手は、格下のノーランカー、
飯田幸司選手(ヨネクラジム)にまさかの敗北
「佐々木基樹に失望しました」
そんな言葉を残し、グローブを吊るす意向を明らかに
( 過去記事 あります )
そんな傷心の佐々木選手に声をかけ、二人で大阪に
目の青タンは完治せず、眼球に血のかたまりが残る
なんとも痛々しい姿の佐々木選手
ボクレポの立場は、ボクシングを辞めることに、賛成も反対もしないというもの
その人の一生に関わるあまりに重い問題
安易に、他人が「続けろ、やめろ」といえるものではない
ただ、じっと何もせずに、ほうっておくのもどうにも居心地が悪い
そこで、名城信男の戦いを直に見てもらって、何かを感じ取ってもらえれば、という思いだった
正直、勝算は、今回の内藤選手と同様に、ゼロと思っていたが、予想外の結果に
映画かドラマなら、ここで、佐々木選手が涙を流して立ち上がり
「夢はあきらめません。ボクシングを続けます!」
となるのだろうが、そうはならないのが現実
東大阪の駅前で、うどんを食べて、別れるまで、ついに、彼から「引退撤回」の声は聞かれ
なかった
ところで、この「大番狂わせ」が起こった東大阪アリーナ
偶然にも当時、日本フライ級王者だった内藤大助選手の姿があった
たまたま、東京から、わざわざ大阪に足を運び、世界戦を見にきていた内藤選手
なぜ、東京に住んでいるはずの彼がこの大阪にいるのか
これだけでも、驚いてしまったが、その内藤選手が、隣の佐々木選手に声を
そのときはじめて、内藤選手と佐々木選手は友人同士とわかる
すぐに、二人で、なにやら話し合い
内容は「亀田選手のこと」が中心
内藤選手が一方的に、しゃべりまくり(というか、ボヤキまくり?)佐々木選手がだまって
聞いている、といった展開だったと記憶
「ボクレポ」、内藤選手と直接会うのはこのときがはじめて
「はじめまして。写真を撮っていいですか」
早速、声をかけて、撮った一枚が、このツーショット
観客席にいた内藤選手、佐々木選手の目前で、名城選手が世界を手にしたのは2006年
7月22日
約一年後の2007年7月18日、観客席にいた佐々木選手の目前で、内藤選手は世界を
手に
「めぐり合わせ」というかなんというか
人生、なんとも不思議なもの
ところで、興味深い偶然なのだが
佐々木選手と見に行った世界戦は、これで日本人挑戦者の2戦2勝
いずれも戦前は、圧倒的に挑戦者不利、と思われていた戦いだった
「雨男(あめおとこ)」という言葉がある
その男を呼ぶと、どういうわけか雨が降る
この言い方になぞらえれば
佐々木基樹は、「雨男」ならぬ「ビッグアップセット(大番狂わせ)男」
考えてみれば佐々木選手
あの三階級制覇王者、湯場選手にまさかの勝利をおさめたかと思いきや、格下のノーラ
ンカーにいいところなく惨敗するなど
他人の試合についてばかりでなく、自分の試合についても
「ビッグアップセット男」ぶりを大いに発揮していたといえる
私事にわたる話はこのくらいにして、ラジオの話に
収録当日は、7月31日午前11時
場所は、宮田ジムのある京成立石駅近くの居酒屋
この日は、「ボクシングガールズ」の清水りさ さんは、競輪のキャンペーンガールの仕事で
小田原に
そこで、前回のラジオのときに、同行していただいた梅ちゃん、清水さんに続く第三の
「ボクシングガール」
「モデル兼アクション女優」の 竹内綾香さん が、キャスターに
アクション女優を目指しているという彼女
自称、格闘技オタクでもあり、実際にキックボクシングの道場にも通っている実戦派
今後は、ボクシングをいっぱい観戦し、また勉強したいと抱負
会場で、見かけたら、ぜひ声をかけていただければと思います。
最後に清水りさ さんのファンのために
この日、ラジオに駆けつけることができなかった清水さんに内藤選手の試合の「観戦記」を
書いていただきました
原文そのままで、紹介します
「先日の内藤大助選手の世界戦を観に後楽園ホールにいってきました☆
ボクシングの世界戦を見るのは初めてだったんですが、会場は熱気ムンムン。
内藤選手の入場時には会場のボルテージは最高潮に☆
内藤選手は、ビータイトラジオで試合直前に初めてお会いして、お話を伺ったのですが、
とてもざっくばらんな感じで、ユーモアもあり、優しく穏やかな雰囲気の方で人間として、
とても親しみの持てる方でした。
そしてボクシングに対する秘めたとても強い気持ちを感じ、その時人間、ボクサーとしての
内藤大助選手の試合を是非見てみたいと思いました☆
ポンサクレック選手との試合は本当に世界のトップ同士の闘いで1分1秒も気が抜け
ない、はらはらどきどきした試合でした(>.<)
会場全体が一体化しての応援は、凄く苦しかった内藤選手を後押ししてたと思うし、引退を
覚悟してまで今まで築き上げてきた栄光やプライドを無くすかもしれない恐怖の中、人生を
かけて、必死で死力を尽して闘い続けるあの試合を見て、感動と勇気を貰った人は私も含
め多かったのではないでしょうか。
本当に長く長い夢だったポンサクレック選手に勝てて、そして自らの実力で真の
世界チャンピオンになれて本当によかったです(^-^)/
それにしてもポンサクレック選手の強いこと(((^_^;)
さすが17防衛という驚異的な記録を更新してるだけありますね。素人目に見ても、
巧い、強い☆
試合を見て一番よかったな~と思ったのは、内藤選手が世界チャンピオンになれたのも
そうですが、内藤選手もポンサクレック選手もお互いボクシングを愛していて、お互い
リスぺクトしあってるのが凄く伝わってきて、長く激戦を闘い、勝ち続けてきた2人だから
こそ解り合えるものがあるんでしょうね!
お互い認めあってるからこそ3度も闘う事が出来たのかなと。
ぶっちゃけ、技術とかルールとか全くわからないんですが、内藤選手のどんなに苦しくても、
先が見えない長い道のりでも、あきらめない、最後まで自分を信じて頑張る強い心に胸を打
たれた1日でした☆」
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