ボクシングストレートレポート(ボクレポ):世界戦マネージャー日記
2009-10-25T19:04:07+09:00
box-houkoku
WBA前ライト級王者小堀選手の世界戦をプロデュース「ボクレポ」のブログです。
Excite Blog
10/21 WBAライト級王者 ポーラスモセス選手の思い出
http://boxing12.exblog.jp/12166923/
2009-10-21T15:30:00+09:00
2009-10-25T19:04:07+09:00
2009-10-21T15:30:21+09:00
box-houkoku
世界戦マネージャー日記
2009年1月3日 小堀佑介を3-0の判定に下し世界ベルトをナミビアに持ち去った
プロボクサーだ
このタイトルマッチについて
私は実質的なプロモーターとしてモセス選手陣営一行と接し続けた
日々のトレーニングの内容
また生活態度について
感心させられたポイントがいくつかあった
モセス選手の「強さ」の秘密はどこにあるのか
少しでも日本のボクシング関係者の参考になれば幸いと思う次第
「ポーラスモセスはよく食べた」
まず第一に強く印象に残ったこと
それは
「よく食べた」 だ
2008年5月 当時のWBAライト級チャンピオン、ホセ・アルファロ選手陣営一行も
私がもてなした
焼肉店
レストラン
ただアルファロ選手は全ての食事に参加しなかった
当然だろう
私が逆の立場だったら
選手はおろかトレーナーもマネージャーも含めて
一切の饗応は拒否していただろう
知らず知らずのうちに情報が漏れる恐れもあるし
料理人が狂信的なファンであった場合
何が料理に混ぜられるのかわかったものではない
心配しすぎと言われそうだが
用心に越したことはないのだ
現に
2008年10月に榎選手(角海老ジム)と戦ったWBAフェザー級王者クリスジョン選手陣営は
一切の接待を拒絶した
またプロモーターである角海老宝石ジムが用意したホテルに宿泊することさえも拒否した
宿泊滞在はインドネシア大使館内という徹底した警戒ぶりだった
ところがポーラスモセス選手は
まったくの無警戒
マネージャーやトレーナーたちと一緒にテーブルにつく
しかも出された料理は一切、拒まない
一行がナミビアから日本に着いたのは2008年12月23日午後8時半ごろ
当方が用意したバンに乗って大塚のホテルへ
「おなかが減っているでしょう。何かご馳走しますよ」
その後、午後11時には私も含め大塚の「ロイヤルホスト」でお食事
てっきりモセス選手は長旅の疲れもあって食事には欠席と思っていたら
しっかり一行にくっついてきている
しかもまあ
試合前なのにウエートは大丈夫なのか、と小堀陣営プロモーターとして
「うれしくなってしまうくらいに」
もとい!
「心配になってしまうくらいに」
よく食べるのだ
ステーキ、ライス、サラダ、スープ、チョコレートパフェ
優に3000カロリー以上はあったと思うのだがこれをペロリ
その後も食事に誘って断られたためしがない
あとから聞いてわかったのだが
モセス選手
実は普段から徹底的に体重を管理していて
減量の必要がほとんどないという
「よく食べてよく練習する」
これを徹底しているそうだ
平素から体重の管理に気を配り
無理な減量はせずに「よく食べてよく練習する」ことで体重をキープする
これが「モセス流」だ
ちなみに日本では亀田三兄弟が「モセス流」
「腹いっぱい食って一生懸命練習しないと強くなれん!」
これが史郎さんのモットーだ
三兄弟の体重も普段から一定の範囲に保たれている
「ポーラス・モセスは毎日練習した」
モセス選手に感心したことの第二は
とにかくよく練習していたということだ
日曜日さえ一切休まない
朝5時に起きてロードワーク
そして午後4時頃から約2時間、ジムワーク
これは試合直前までペースを乱すことなく続けられた
日本のボクサーは日曜は練習を休むケースが多い
しかしモセス選手は日曜も平日と同様に練習していた
日本の場合、日曜はジム自体がお休みというケースも多いので
ジムワークは難しい場合もある
しかしジムワークはともかくロードワークは一人でもできる
ロードワークはたとえ日曜日でも休むべきではないのではあるまいか
練習熱心なモセス選手を見て
そう考えさせられた次第
「ポーラス・モセスはディフェンスを重視した」
次にモセス選手のジムワークのメニューについて
とにかく「防御」に気を配っていた
ミット打ちやバッグは日本のジムのやり方と同じ
違っていたのは防御の練習だ
マススパーリングにおいて
あらかじめ一方は攻め込むだけ、と決めておいて
防御にのみ3分間集中する
そういった練習を行っていた
クリーンヒットは許さない
そのことだけに集中したスパーリングだ
もちろんこの練習には弊害も考えられる
「攻めるときは攻めるが守るときは守りに徹してしまう」
「攻防一体」ではなく「攻防分離」タイプのボクシングになってしまう懸念があるのだ
ただし考えてみれば
アフリカおよびヨーロッパ大陸圏のボクサーは防御重視の「攻防分離」タイプが多い
メキシコ、あるいは韓国、日本によく見られる
防御軽視、攻撃重視の「ファイター」タイプは少ない
佐藤幸治選手(帝拳ジム)を下したフェリックスシュトルムも
佐々木基樹選手(帝拳ジム)を下したセンチェンコも
守るときはガードをしっかり固めて守りに徹し
攻めるときは攻める
「攻防分離」タイプのボクサーである
ポーラスモセスもこのタイプ
「防御」を重視し「防御」を鍛えるトレーニングを徹底する
また、モセス選手は
リングの対角線を糸で結び
糸を中央に左右に頭を振るやり方で
ウイービング、ダッキングの練習もしっかりとこなしていた
私は、日本人ボクサーは頭や首が固いという印象を持っている
頭を振らないタイプのボクサーが多いと感じる
ウイービングやヘッドスリップは苦手
そういうタイプが多いと思う
いずれにしても
モセス選手陣営一向は
私の払いで・・・
さんざん食べて
さんざん遊んで
夜のお供に、と気を利かせて貸したDVD数十枚と4個のDVDデッキも返さずに
はるかナミビアに帰ってしまった
せめてベルトくらいは置いていくのが「一宿一飯の仁義」というものではあるまいか
この世は人情紙風船
ふんだりけったり、とは正にこのことである
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皆様、本当にありがとうございました。(追記あり)
http://boxing12.exblog.jp/11131036/
2009-05-23T06:29:00+09:00
2009-10-25T18:58:47+09:00
2009-05-23T06:29:25+09:00
box-houkoku
世界戦マネージャー日記
もちろん事前に相談は受けていましたし体の状態がとても悪いということも
知らされていました。
しかし、現代の医学の進歩には目覚しいものがあります。
「引退」はいつでもできます。
故障の箇所はあったとしても完治する望みは捨てずにさまざまな治療方法を試してみた
あとで
それでも無理となったならそこではじめて現役引退を発表する
私が彼ならそうしていたと思います
いきなり現役引退と発表しなくても
人生の選択肢を可能な限り残しつつ「長期休養」という形でまず故障箇所を治すため
さまざまな周囲の協力を得て
その上でどうしても難しいということがはっきりとわかった上で「引退」を発表する
そういうやり方のほうがより賢明であったのではと思います。
でも彼はプロでボクシングを始めるとき
いきなり受験勉強をやめて就職もせず家出同然に東京に出てきてしまう
そういうことを平気で行うことのできるタイプの人間です
「とりあえずボクシングで生きていけなくなることも考慮して進学だけはしておこう」
普通ならこう考えるべきだと思いますしそのほうが賢明でしょう
しかし彼はそうはしませんでした
小ざかしい損得や逃げ道を考えない
選択肢を広げ保険をかけて、といったやり方ではなく
ある意味、退路を断つ生き方が小堀佑介らしいといわれればそうなのかもしれません。
こういうタイプの人間だったからこそ
「倒すか倒されるか」の激しい戦いができていたのかもしれません
こういうタイプの人間だったからこそ
あれだけ応援しようという気持ちになれたのかもしれません。
今はただただ彼に感謝あるのみです。
そして彼を応援していただいた皆様に深く感謝します。
また彼のためにさまざまなご尽力をいただいたボクシング業界関係者の方々にも
深く感謝しております。
角海老宝石ジムの鈴木正雄オーナー、鈴木眞吾会長、糸川マネージャー
小堀選手の師匠、田中トレーナー
また最後の戦いになったモーゼス戦を強力にサポートしていただいた帝拳プロモーションの
本田会長、帝拳ジムの浜田代表、ジョー小泉氏
またJBCの皆様
WBA役員の皆様
またこの一戦を放映いただいたテレビ東京の担当者の方々
またアルファロ戦を放映いただいたスカイAの皆様
また彼の世界戦実現に尽力いただいたドンキング氏
そして彼の後援会「クラブコボリ」の設立時より応援いただいた瀬端ビータイトジム会長
彼のために粉骨砕身応援していただいたミッドタウンのN様と周囲のスタッフの皆様
スポンサーの皆様
「クラブコボリ」に集まっていただいたファンの皆様
また彼の一戦のチケットをご購入いただいた多くのファンの皆様
会場で、テレビの前で彼を応援していただいた多くのファンの皆様に
心から感謝しております。
受けた恩義は一生をかけてお返ししていきたいと考えています。
また不本意ながらも
かけてしまった多くの迷惑についても
一生をかけて
償っていかなければならないと考えています。
率直に申し上げて
いくつもの後悔が残っています。
しかし小堀佑介という才能と出会い、この才能を愛し、応援し続けてきたことについては
いささかも悔いはありません。
本当にありがとうございました。
これからも人間、小堀佑介に暖かいご厚情、ご声援のほど
どうぞよろしくおねがいします!!!
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運が悪かった・・・1.3世界戦秘話
http://boxing12.exblog.jp/10462430/
2009-03-01T12:38:00+09:00
2009-03-01T17:53:25+09:00
2009-03-01T12:39:16+09:00
box-houkoku
世界戦マネージャー日記
2009年1月3日
小堀佑介選手(角海老宝石ジム)は指名挑戦者モセス選手に完敗
しました。
勝負に「たら・れば」はない、といいます
このことはよくわかっているつもりですが、思い返してみると「実力」以外
の「運」の部分で見放されていたことを痛切に感じています。
たとえば試合について
実はモセス選手は8回、右アッパーを繰り出した際に右拳を痛めてい
ました。
試合翌日、成田空港に送る際、モセス選手の右手には包帯が厚く巻かれて
いました。
ビデオを見てみればわかりますが、9回以降はほとんど「強い右」を打て
ていません。
これは明らかに小堀陣営にとっては「幸運」のはずです。
ところがこのアクシデントが「裏目」に出ました。
モセス選手は右の拳を痛めたことから左中心のアウトボクシングを展開
せざるを得なくなり、これが結果的にポイントリードにつながりました。
右拳を痛める8回まではジャッジの採点は2人がドロー 一人はモーゼス
リード
8回までの採点ではドロー防衛もできていました
この接近した点差の中で、モセス選手の「右」がほぼ戦闘不能になったの
です
強い「右」が打てなくなったモセス選手は「左」のリードジャブを主体に足を使う
ボクシングに切り替えざるを得なくなりました。
「打ち合いを避けて足を使ったアウトボクシングで判定勝ちを狙われる」
結果として
中間距離での打ち合いにもっとも強みを発揮する小堀選手にとってもっとも
嫌な戦い方をされてしまうことになってしまいました。
現に10,11,12回
3人のジャッジはすべてモセス選手にポイントを振っています
普通に考えれば小堀選手に有利に働くはずのアクシデントが逆に「不利」に
働いてしまいました
「ついていなかった」
「運に見放されていた」
としかいいようがありません
ちなみに、小堀陣営はモセス選手はアウトボクシングはせずに攻撃的に打ち合っ
てくると見ていました
モセス選手は非常にクレバーなボクサーです
戦績を調べると「アウエー」ではKO勝利が多く、「ホーム(ナミビア)」では判定勝
ちが多いのです
「アウエー」では判定では不利になるということも計算してリスクをとって打ち合う
「ホーム」では判定が有利になるので、あえてリスクをおかさない
こういう傾向がうかがえたのです
「打ち合って小堀選手を倒さないとベルトは奪えない」
モセス陣営は明らかにそう覚悟していたと思います
ほかにも不運なことがありました
実は小堀選手の師匠、田中トレーナーはこの試合を前に健康状態が
悪化
当日は点滴を打って試合に臨んでいました
「万全の体調であれば、小堀にもっと的確な指示ができたはず」
試合後、悔やむことしきり・・・
またまったくの偶然なのですが、実は私も12月31日、入院していたの
です。
吐き気が止まらず昏倒
これはまずい、と119番に電話
救急車がかけつける事態に
点滴を打ってもらって、半日で退院しましたがその後も固形物は受け付け
ず
万全とはいえない健康状態のまま1月3日を迎えました
私、健康には万全の自信があります
半日とはいえ入院したのは人生初
小学校低学年のころ、左腕を骨折したときに外科にお世話になったことは
憶えていますが
それ以来、病院は歯医者以外、通ったことはありません。
それがよりによってこの重要なタイミングでのアクシデント
「不運」としかいいようがありません。
「レイジェスかウイニングか」
あの試合、グローブの選択は当方が決めることになっていました
読者の皆様ならどちらに決めますか?
私は熟慮の末、「ウイニング」に決めたのです
小堀選手自身、「レイジェス」より「ウイニング」のほうが使いやすいと言っていた
こと
あとは判定なら小堀陣営が絶対有利という見通しが私にはありましたので
KOが生まれやすい「レイジェス」よりも「ウイニング」を選択したのです。
ところが、これも「裏目」にでたかもしれません。
もしもグローブの皮が薄く素手同然の感触といわれる「レイジェス」だったら
2回と5回の小堀選手の左フックのクリーンヒットで試合が終わっていたかもし
れません。
またモセス選手の右拳の負傷もさらに重いものになっていたかもしれま
せん
後悔しても結果は変わりません
いかなることがあっても負けてはいけない戦いに
小堀選手と私は二度続けて勝つことはできませんでした
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1.3世界戦終了後の雑感あれこれ
http://boxing12.exblog.jp/10180465/
2009-01-21T17:29:00+09:00
2009-10-25T18:56:23+09:00
2009-01-21T17:29:20+09:00
box-houkoku
世界戦マネージャー日記
この記事 がよく状況を伝えていると思います。
「モアーボデイ モアージャブ」
「スタミナ強化」
この二点を重点的に!
さらなる「進化」をご期待いただければと思います。
②世界戦国内開催不能の危機
昨年の10月はじめ、ドンキング氏とのオプション買取り交渉が、キング氏側の大幅な譲歩に
より妥結
これで小堀選手の初防衛戦開催の障害がなくなりました。
そこで会場の確保を済ませ
テレビ局との交渉に乗り出しました。
ところが、テレビ局の応援が得られません。
こうなったら仕方がない!
5.19のアルファロ戦に続き、ノー地上波の興行もやむを得ないと考えていたところ
「ダブル世界戦」の話がありました。
テレビ東京のゴールデンタイムで放送とのこと。
熟慮の末、決断しました。
いろいろと批判もされますが、この「決断」は私は間違っていなかったと思っています。
「5.19」「1.3」
2度の世界戦を経た現在
つくづく思うのは
世界戦はとにかくお金がかかるということです。
選手に払うファイトマネーを除いても
WBAに払う承認料、JBCに払う承認料
さらにWBAオフィシャルの渡航費、宿泊費、食費
WBAオフィシャルへの報酬
対戦相手一行の渡航費、宿泊費、食費
これらでゆうに1000万円以上はかかります。
これにファイトマネーが加わり、会場費が加わります。
それでも日本で世界戦が行われ続けているのは、テレビ局の潤沢な放映権料があったから
だと思います。
ところがテレビ業界はいまや構造的な不況業種
放映権料は削減の一途をたどっています。
従来のテレビ局の放映権料に依存するビジネスモデルの転換をはからないと、近い将来
日本で世界戦を開催することは難しくなってしまうのではないでしょうか。
ファンの方々も含めて、ボクシング業界全体で考えなければならない問題だと思います。
ちなみに私は
この二つの世界戦を経て、大金を失いました。
しかし一切、後悔はありません。
ボクシングの世界戦というプロジェクトを実行し、その渦中にい続ける興奮と快感はなにもの
にも換えがたいものがあります。
ただこういう感覚の人間は奇人変人狂人
まともでないことは明らかです
「世界戦はとにかく儲からない」
世界戦に関わる関係者の方々が口をそろえていう言葉です
儲からないのがわかっていながら、やる、というのですから考えてみればおかしな話です
ボクシング業界はボクシングに対する愛情と情熱に溢れ採算を度外視する「奇特な人たち」
の集まりです。
しかしこういう「奇特な人たち」の「奇特」にのみ頼っていては先細りは避けられません
本来は、きちんとしたビジネス感覚をもった有為な人材が参画してくる魅力ある業界である
べきでしょう
そのためにどこをいかにあらためればよいのか、真剣に考えなければならない時期に来て
いるのではないでしょうか。
③ボクレポ興行 三原則
私はボクシングの興行の世界については素人です。
しかし5/19の世界戦を開催するにあたって以下の3点を理念として貫きました。
1)倒すか倒されるか、KO重視
(リングを小さく、グローブは薄いレイジェス)
2)興行は最長でも3時間以内
(全4試合 32ラウンド)
3)豪華な演出
(スモーク、レーザー、火薬、テープ、トーチ炎
ラウンドガールは2名体制、外人リングアナ起用)
1.3の世界戦については主催する立場ではなかったので1)と2)を貫くことはできませんで
した。
でも3)の豪華な演出については
その実施について、こころよく主催者サイド、テレビ局からゴーサインをいただきました。
スモーク、テープ、トーチ炎などです。
本当はレーザーや火薬を使ったド派手な演出もやりたかったのですが、消防署など行政
サイドから許可が得られませんでした。
④2ちゃんねるのスレッド
「小堀とボクレポはいったいなんだったのか」
こんな題のスレッドが2ちゃんねるボクシング板に立っています。
「いったいなんだったのか」といいたいのは正直、わたしのほうなのですが^^
2ちゃんについて
私は日本で唯一、一切のバイアスがかかっていない生の本音がうかがえる場
だと思っていて、重宝しています。
いろいろなことが書かれていますが中には事実と違うことが事実であるかのよう
に流通してしまっています。
血圧が上がってしまう所以(ゆえん)です。
ただまあ、こういう「誤解」「事実誤認」のされ方も含めて
ボクシングファンの皆様の思いがどこにあるのか理解する手がかりになるとも考えて
います。
⑤おわりに
今回の世界戦は本当に多くの方々に応援していただき、激励を受けました。
ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくおねがいします。
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応援、ありがとうございました。
http://boxing12.exblog.jp/10084286/
2009-01-08T11:48:00+09:00
2009-10-25T18:55:55+09:00
2009-01-08T11:48:55+09:00
box-houkoku
世界戦マネージャー日記
みなさま、応援、本当にありがとうございました。
ショックが強く、小堀選手の試合が終わった直後、お世話になった皆様への挨拶もなく
会場を後にしてしまいました。
家に帰る気力もなくとりあえず休もうと近くのホテルに入りそのままベッドに倒れこんで
しまいました。
電話がたくさん鳴っていましたが出る気力も失せていました。
近しい友人を何人か部屋に呼んで、シャンパンを飲み
いろいろと話しました。
しかし何を話したのか記憶がありません。
その後午後10時半くらいから約8時間
眠り続けました。
もともと楽天的にできているというのか、無神経にできているというのか
起きるとようやくエネルギーが回復
悔やんだところで結果は変わりません
何の意味もないのです。
私は合理主義者です。
何の意味もないことはやらない主義です。
とりあえず今やるべきことはただひとつ
日本人らしい完璧な敗戦処理ではないか、と気づきました。
まずWBAオフィシャルの見送りをこなし、さらに新チャンピオン陣営の空港への送迎を
行わなければなりません
またホテルの清算やその他の支払いを滞りなく行わなければなりません。
あわててホテルをチェックアウト
WBAオフィシャルの宿泊先のホテルに移動しました。
約束していた記念の写真の収録されたCDを皆様に渡し
「本当にありがとう」
つたない英語で話しました。
「萩森と仕事ができたことを誇りに思う」
彼らはそういってくれました。
この一言で本当に救われました。
「10回、11回の失速がなければ2-1で勝てていました。負けてしまいましたが、でもこの
2年半、小堀選手を応援し続けたことについてはいささかも後悔はありません」
「自分の人生のなかでも充実した時間を生きることができて、小堀選手には本当に感謝
しています。」
敗戦直後の記者会見で話した言葉です。
この言葉がすべてです
考えてみれば年賀状も一枚も出していませんし
いただいた年賀状に返事も出していません
ようやく落ち着いてきましたのでお世話になった皆様にきちんとご挨拶をと考えています。
みなさま、本当にありがとうございました。
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12月21日 南アフリカの二人のラストメッセージ
http://boxing12.exblog.jp/9963255/
2008-12-22T22:30:00+09:00
2008-12-23T12:08:35+09:00
2008-12-22T22:31:31+09:00
box-houkoku
世界戦マネージャー日記
2008年12月20日
WBAライト級チャンピオン、小堀佑介選手(角海老宝石ジム)は南アフリカライト級チャンピ
オン、パトリックマリンガ選手とスパーリングを行いました。
前IBF世界スーパーフェザー級チャンピオン、ムゾンケ・ファナ選手は18日に小堀選手と
10ラウンドにわたるスパーリングをこなした翌日、「風邪」でジムワークに不参加
この日も「体調不良」を理由に小堀選手とのスパーリングは行いませんでした。
代わりにマリンガ選手のセコンドに
「ワンモアー(もう一回)」とマリンガ選手を興奮させるほど激しいスパーリングを行った
16日火曜日のスパーと比べるとやや動きにキレを欠く小堀選手
それでもほぼ互角の打ち合いを展開しました。
この日のスパーは予定通り6ラウンドで終了
マリンガ選手の「ワンモアー」はありませんでした。
ムゾンケ・ファナ選手とパトリック・マリンガ選手
南アフリカから来た二人のスパーリングパートナーはこの日が最後の練習
「コボリ、カミングモアベター コボリイズストロング(小堀はよくなってきている。強い)」
スパーを終えたマリンガ選手の感想です。
田中トレーナーと別れの挨拶
まるで専属トレーナーでもあるかのように
小堀選手に熱心に指導をするファナ選手の「教え魔」ぶりに
辟易とした表情を浮かべることもあった田中トレーナーでしたが^^
最後は笑顔!
固い握手
その後、二人はスパー用具を滞在先のホテルに預け、後楽園ホールに
ファナとマリンガ
二人の関心はこの日、行われるOPBFライト級タイトルマッチ
王者、ランディ・スイコ対挑戦者、石井一太郎の一戦です。
ファナ選手は拳を交えたこともあるランディ・スイコ選手を応援
試合前に花束を贈呈し、スイコ選手のコーナーで試合を観戦
「アッパーじゃない、ジャブ、ジャブ」
「頭を振って!」
途中から熱い声援を飛ばしていました。
ところがスイコ選手は2-1の判定負け
新王者には横浜光ジムの石井一太郎選手が
石井選手はこれで世界ランク入りも確実
小堀選手のベルトに挑戦する資格を得ることになりそうです
全試合終了後、ファナ、マリンガの二人はドームホテル2階の「シズラー」で食事
クリスマス間近ということもあり
「シズラー」の美人ウエイトレスの皆様はサンタクロースやトナカイのコスプレ?
大いに話は盛り上がり
日本の女の子には目がない二人はウエイトレスさんに記念撮影の申し出
ハイ、チーズ
この写真を見るとなんとも「軟派」に見える二人ですが
実はことボクシングについてはきわめてストイック
某WBA世界チャンピオンとはまったく異なり
二人とも一切、アルコールは摂取しません
ファナに至ってはカフェインを含んだ飲み物さえ受け付けません
したがって
コーヒーもお茶もコーラもNG
朝は必ず6時に起きて、ロードワークをこなします。
またボクシングの試合の観戦態度もとても真面目
第一試合から必ずペンを片手に
集中力を切らさず、ラウンドごとに採点をつけながら観戦します。
12月21日午前10時ホテルをチェックアウト
上野周辺でショッピングを楽しんだ後、成田空港に
パトリックマリンガ選手は、WBCバンタム級王者、長谷川穂積選手に挑戦する弟のブシ
マリンガ選手の応援のため
来年三月にも再来日の予定
「教え魔」のファナ選手は来年、IBF世界スーパーフェザー級王座へのカムバックを目指し
挑戦者決定戦に出場予定
「来年はもう一度世界チャンピオンになるんだ」
ファナ選手の決意です。
最後に、二人の小堀選手に向けたメッセージを紹介
「ハードに、ハードに」
「前に出てハードに戦えば必ずモーセスに勝てる」
2009年1月3日
真夏の南半球から真冬の北半球へ
この極東の地、日本にはるばる来ていただいた前世界王者ファナと南アフリカ国内王者
マリンガ
二人のスパーリングパートナーの期待も背負い、小堀佑介は初防衛戦のリングに立ちます
皆様の熱い応援、どうぞよろしくおねがいします
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小堀対ファナ 10ラウンドスパーリング
http://boxing12.exblog.jp/9933240/
2008-12-18T21:01:00+09:00
2008-12-18T23:01:55+09:00
2008-12-18T21:02:13+09:00
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世界戦マネージャー日記
2008年12月18日
1月3日にパシフィコ横浜で行われるWBAライト級タイトルマッチ
全勝の指名挑戦者、パウルス・モーゼス選手(ナミビア)との一戦に向けて小堀選手は前
IBFスーパーフェザー級チャンピオン、ムゾンケ・ファナ選手と10ラウンドのスパーリング
を行いました。
もう一人のスパーリングパートナー、南アフリカライト級チャンピオンのパトリック・マリンガ
選手は火曜日に行われた激しいスパーの後遺症か
右腕を痛めてしまって、この日は休養
ファナ選手は相変わらず頭脳的な上手いボクシング
しかし、この日も小堀選手は切れがある素晴らしい動き
特にプレスを強め懐に入ってからの連打には目を見張らせるものがありました。
課題とされたスタミナもこの日はノープロブレム
最終10回開始時には、自らTシャツを脱ぎ捨てて上半身、裸に
「ナイススパーリング」
スパー終了後、思わず田中トレーナーから歓声
「ホワット、ドーユー、シンク?」
ファナ選手に感想を聞いてみると
「小堀はよくなっているよ」
「でもお腹をもっと鍛えないといけない」
また、この日の「東京スポーツ」紙に
「小堀10億円荒稼ぎ計画」と題する記事が掲載されました。
その内容は
モーゼスをクリアーしたあとに
WBAライト級3位、3階級制覇王者、マルコ/アントニオ・バレラ選手と春に
さらに2009年の夏以降にはWBCの正規王者になっている公算が高いエドウイン・バレロ
選手(帝拳ジム)と統一戦を
そして2009年の大晦日
あのマニーパッキャオ選手と戦うことができれば来年はファイトマネー総額が10億円を
突破するのも夢ではないというもの
所詮、東スポしか相手にしないホラ話
とらぬ狸の皮算用と笑われてしまうかもしれません
しかし、夢があるからこそ人は頑張ることができるのです。
皆様の小堀選手への応援、どうぞよろしくおねがいします。
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白熱!小堀対マリンガ、異例の再延長スパー バレラ3位に
http://boxing12.exblog.jp/9921747/
2008-12-17T05:41:00+09:00
2008-12-17T12:07:39+09:00
2008-12-17T05:42:43+09:00
box-houkoku
世界戦マネージャー日記
2008年12月16日 火曜日
WBAライト級チャンピオン、小堀佑介選手(角海老宝石ジム)と南アフリカライト級チャン
ピオン、パトリック・マリンガ選手のスパーリングが行われました。
この日の小堀選手は絶好調
得意の回転力を生かした迫力ある連打をヒットさせて再三ぐらつかせます。
しかしマリンガ選手も伸びる右ストレート、アッパーを武器に激しく反撃。
実戦さながらのすさまじいスパーリングになりました。
当初、スパーリングは6ラウンドを予定
ところが最後のラウンドであるべき6ラウンド終了直後
かなり打ち込まれたことで、闘志に火がついたのか
「ワンモアー、ワンモアー」
マリンガ選手、あと1ラウンドやらせてくれ、とアピール
「こわれちゃうだろ・・・・」
白熱のスパーを見守っていた角海老ジム関係者からは懸念の声もありましたが
「よし、あと1回!」
田中トレーナーのゴーサインが下りて異例の「延長戦」に
7ラウンド目はそれまでの6回に勝るとも劣らない激しさ
ラウンド終了
ところが、マリンガ選手
打ち込まれたのがよほど悔しかったのでしょうか
「ワンモアー、オンリーワンモアー」
再度の「延長戦」をアピール
「よし、今度が本当に最後だ!」
異例中の異例
再度の延長戦、8ラウンドに突入
来日以来、最も激しいスパーリングに
下手な世界戦よりよっぽど面白い内容
白熱の打ち合いの中、ラウンド終了
今度はすかさず、角海老ジム陣営から
「ノーモアー、ノーモアー!(もう終わり!)」
上気した表情でヘッドギアを脱ぐマリンガ選手を直撃
「ホワット、ドウユーシンク、コボリ?」
「カミング、モアーストロング、モアーストロング」
どんどん強くなっている、とのことでした。
8オンスのグローブでこの日の小堀選手のブローがヒットすれば
タフなモーセス選手でもキャンバスに沈んでしまうことでしょう!
ところで、ところで
さる11月24日に発表された最新の WBAランキング では
マルコ・アントニオ・バレラが3位に入りました。
スーパー王者のネートキャンベルは現在、ドンキングプロダクションから離脱
2月14日にアリ・フィネガ選手(南アフリカ、IBFライト級1位)の挑戦を受けることが決まって
います。
一部の報道では、バレラの次の対戦相手は小堀ではなく、キャンベルではないかと言われ
ていましたが
やはり小堀選手が最有力の候補のようです。
夢のバレラ戦に向けて、ますます燃える小堀選手
皆様の熱い応援、どうぞよろしくお願いします。
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ファナ、マリンガVSボクアイさん
http://boxing12.exblog.jp/9907081/
2008-12-15T11:17:00+09:00
2008-12-15T14:37:40+09:00
2008-12-15T11:18:33+09:00
box-houkoku
世界戦マネージャー日記
2008年12月13日
南アフリカからのスパーリングパートナー
IBF前スーパーフェザー級チャンピオン、ムゾンケ・ファナ 南アフリカライト級チャンピオン、
パトリック・マリンガと小堀佑介選手との通算4度目のスパーリングが行われました。
この日はまずファナ選手が5ラウンド
続いてマリンガ選手が3ラウンド
ファナ選手に対しては全体として優位にスパーを進めていた小堀選手
ところが3ラウンド目を過ぎたあたりからスタミナ消耗の兆候
「小堀はスパーを重ねれば重ねるほどよくなってきている」
スパーを終えたファナ選手の感想
「ただし問題なのはスタミナ。もっと速いスピードでランニングをするべきだ」」
続いてマリンガ選手
ファナ選手との5ラウンドで疲れきってしまったのでしょうか
小堀選手は精彩を欠く動き
1回 2回とマリンガ選手に打ち込まれます
ラストの3回
今度は小堀選手が死力を振り絞って反撃
迫力十分の打ち合いに
「まだ半分くらいの出来です」
小堀選手
「これからどんどん調子を上げていきます」
翌12月14日は日曜日
午後4時から、ファナ、マリンガとのミーティング
巣鴨の焼肉「金剛苑」
ここはおすすめ
「特上カルビ」「上タン塩」は日本でも有数のおいしさです
「もっと腹を鍛えるべきだ。腹筋運動が必要」
ファナ選手の小堀評
「左フックの切れはすばらしい」
マリンガ選手
続いて挑戦者、モーセス選手について、ファナ先生・・・
もとい
ファナ選手に聞いてみました
「ワンツー、あるいはワンツー、右アッパー」
「モーゼスの攻撃パターンはその繰り返しだ」
では小堀選手はどう戦うべきなのでしょうか
「距離を詰めてプレッシャーをかけ続けること」
「もうひとつは右に回り続けることだ」
右に回るとは・・・
「モセスのもっとも警戒すべきパンチは右アッパー」
「だから右が当たりにくい位置になるべく動き続けることだ」
もの静かなマリンガには別の質問
「もしもモセスと君が戦ったら勝てるか?」
にやっと笑いつつマリンガ選手
「5回までにKOで勝てる」
自信満々です。
次に思い切って、ファナ選手にマルコ・アントニオ・バレラのことを聞いてみました。
実はファナ選手
バレラ選手が持っていたWBCスーパーフェザー級のベルトに挑戦
2回KOで敗れているのです。
「あのとき戦ったバレラは強かった」
「でも」
とファナ選手
「今のバレラはもう終わった選手だと思う」
厳しい評価です
モセスに勝てば、次はバレラと戦うというプランもある小堀選手
小堀とバレラ
二人が戦えばどちらが勝つのか聞いてみると
「小堀だと思う」
心強いことに
きっぱりと言い切ります。
「ただしバレラはとても気持ちが強い選手。決してあきらめないボクサーだ」
「気持ちで負けないことが大切だと思う」
次にスパーリングも含めて、拳を交えたボクサーの中で最も強いと感じた選手の名前を
聞いたところ
「ランデイ・スイコ」
とのことでした。
「私と対戦した当時のスイコは本当に強かった」
「今の小堀より強いと思う」
すっかり焼肉を食べ終わった午後6時過ぎ
ここで特別ゲストの登場です
そのゲストの名は
「ボクシングのことならなんでも知っている」ボクシングアイさんです
驚いたことに
ボクアイさん、英語がペラペラ
通訳がまったく必要ありません
ここからミーティングは「ボクアイさん」対「ファナ、マリンガ」のガチンコトークバトルに
「現在の南アフリカ、パウンドフォーパウンドは誰だと思う」
ボクアイさん、先制のジャブ?
「私はアリ・フィネガだと思う。現在、IBFライト級1位。2月14日にネートキャンベルに挑戦
することになっているが、勝てると思うか」
このボクアイさんの質問にファナ選手は
「私も彼は強いと思う。彼はキャンベルに勝つだろう。ベリーベリーストロングだ」
「フィネガの戦績は30勝23KO1敗。唯一の敗北が・・・・」
にやっと笑うボクアイさん
私にはなんのことやらわかりません
「ファナなんだね。ファナに判定負けしていてこれが唯一の敗北」
ファナ選手も笑顔
「あいつは最高だよ。最高に強いけど私には負けたんだ」
「モセスよりフィネガは強いか」とボクアイさん
「当然だよ」
要するにファナ選手が主張する南アフリカのパウンドフォーパウンドはムゾンケ・ファナ
つまりオレ
オレオレ
これがいいたかったんですね
しかし、まあなんでアリフィネガなんて選手のことをそんなに知ってるのか
ボクアイさんには脱(ニット)帽です^^
続いてボクアイさん
「南アフリカボクシング史最強のボクサーは誰か」について熱く語り始めます。
「私は、元WBAスーパーフェザー級チャンピオン、ライアン・ミッチェルだと思うね。アパルト
ヘイトの下で、南アフリカは国際社会から制裁を受けていてミッチェルは防衛戦をすべて
敵地でこなさなければならなかったんだ」
「それでも12回防衛した。これは賞賛せざるを得ないよ」
これに反論するファナ選手
「私はブヤニ・ブングだと思う。」
すかさずボクアイさん
「ブングはミッチェルを上回り、13回防衛してるね。IBFのスーパーバンタムのチャンピオン
だった」
「ハメドと戦って敗れたんだよね」
続いてボクアイさん
ディンガン・トベラに言及
「彼は凄いよ。ライト級のベルトを協栄ジムのグッシーナザロフに奪われてから、6階級上げ
てスーパーミドルの世界ベルトを獲ったんだから」
うなずくファナ選手
「アンビリーバブル!(信じられないね)」
もうとまらないボクアイさん
「IBFの元ライト級チャンピオンでフィリップ・ホリディについて語りたいんだけど・・・」
明らかにあきれた表情のファナ^^
「彼は5回防衛してシェーンモズリーに負けたよね。でも彼のスタイルは小堀と似ていると
思うんだ」
「南アフリカの小堀はフィリップ・ホリデイじゃないかと・・・」
笑顔のファナ
さらに語り続けるボクアイさん
焼肉が焦げているのもおかまいなしです
けっこう高い肉なのですが^^
「フィジカルと前進力で打ち勝つタイプ。体がやや固いところも小堀選手と同じタイプだと
思うんだよね」
「それで質問なんだけど」
「モセスに対してはフィリップタイプの戦い方は正解かな」
「いや、もっとサイドにも動かないと」とファナ選手
「フィリップは直線的過ぎると思うね。私はフィリップホリデイより、ムブレロ・ボデーリュのス
タイルから学ぶべきだと思う」
な・・・な・・・なんすか
ボクアイさん・・・
ムブレロなんとかって・・・・
「南アフリカ初の二階級制覇のチャンピオン。IBFのバンタムとフェザーを獲っているんだ
よね」
あんたはえらい!
これを受けてファナ選手
「私はボクシングは頭でやるスポーツだと思う。ムブレロのスタイルがまさにそれなんだ」
ファナ選手もたしかに強いというよりはうまいボクシングをするタイプ。
「カシアス・バロイとリマッチする予定はないの」
ファナに問うボクアイさん
カシアスバロイってなんすか・・・・・
「今のIBFスーパーフェザー級チャンピオン。ファナを破って王座についたんだよね」
「予定はないが・・・・」
一拍おいてファナ選手
「今度やったら殺すよ」
首をかっきるポーズ
ボクアイさん、さらに続けて
「南アフリカのヘビー級について語りたいんだけど」
はいはい、どうぞ
もう誰も止めません
「ゲリークオーツイー、フランソワ・ボタ、コーリーサンダース。3人のチャンピオンがいた
よね」
ファナついに無言
「ぼくはコーリーサンダースを高く評価したい。あのクリチコに勝っているんだからね」
以下割愛^^
終了したのは午後8時過ぎ
ファナとマリンガにとっては連続4時間の濃密なミーティングになりました。
写真をみてもわかるように
さすがに疲れた様子の二人
しかしボクアイさんはもう元気、元気
「おつかれさん!!」
大声で挨拶するや愛車に乗って
颯爽と自宅へ帰って行きました。
某サイトのコメント欄で「奇人変人宣言」をした私ですが
上には上がいることを
思い知らされた次第です!
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小堀佑介公開スパーリング
http://boxing12.exblog.jp/9888501/
2008-12-12T22:53:00+09:00
2008-12-13T09:22:35+09:00
2008-12-12T22:54:01+09:00
box-houkoku
世界戦マネージャー日記
2008年12月11日
午後1時から大塚マイアミガーデンにて康芳夫氏と
チケット販売に苦戦している現状を説明し助言を仰ぎました。
康さんが示してくれた解決策・・・
ところがどうにも大胆すぎて
「ボクレポ」といえどもあからさまには書けません。
なんとか自主規制しつつ書いてみると
ひとつは何が何でも話題作りということ
スキャンダル大歓迎
なんでもこい
とにかく問題行動を起こしまくって暴れまわれ
世間の耳目を引きまくれ
そうすれば少しはチケットが売れる
といった内容
もうひとつは「大量買い」をしてくれる優良顧客を開拓しろ、ということ
その方法について多々有益なアドバイスがありました。
話は盛り上がって最後に私から質問
「康さんがいまボクシング界全体のプロデューサーなら何を考えますか」
それに対して康さん
「とにかくスーパースターを作ることだ」
「スーパースターになれる選手ならいるのです。小堀選手です」と私
「いま最も面白い試合をするボクサーですよ」
「ぜひ生で見てみてください」
「よし、わかった」
康さん、快諾
ということで、1月3日パシフィコ横浜に康さんが参上することになりました。
その後、午後2時過ぎから「日刊ゲンダイ」の取材
なにやら大きく記事に出るとか
私と邂逅し、小堀選手が世界を取るまでの約2年の話をひとしきり
この話は何回しても涙腺に来てしまいます。
15時半過ぎ 公開スパーリングの準備のために角海老宝石ジムへ
ジムにつくや中島吉兼さんの話を知らされました。
私は彼は法的には間違ったことをしたのかもしれませんが道徳的にはまったく間違っていな
いと考えています。
ですから私は彼がたとえ裁判で有罪とされたとしても付き合い続けますし信頼し続けます。
人付き合いにおいては私はその人の人間性、道徳的な資質を最も重んじます。
その人が法律を守っているかどうかは私にとっては二義的な問題です。
もっとも重要なことはその人の人間性、道徳的な資質です。
付き合っていて、うそがないか、約束を守るか、信頼できるか
わたしにとってはそれらのことのほうが、相手が法的に間違っているか否か
あるいは前科があるか否かよりもより重要です
法的な正義と道徳的な正義というのは違う概念であるということを踏まえることが重要で、
法と道徳を混同してはいけません。
いかに法治国家の裁判所といえども
ある行動が法的に正しかったかどうかを判断する事は出来ても
法をもって、その行動が道徳的に正しかったかどうかを判定する事はできません
世の中には法的には正しくても道徳的には間違っていることが多々あります。
逆に法的には正しくなくても道徳的には正しいということも多々あります。
今回の事件は私は後者にあたると考えています。
被害者とされている人物ですが、会社のお金を相当額、私的に流用、つまり横領して
いたといいます。
それで加害者とされるその会社の社長が「弁償」を求めたそうです。
ところがそのやり方が荒っぽくなってしまって事件となった
どうもこれが真相のようです。
横領された社長は横領した人間を法的に告発して問題を処理すべきだったのかもしれま
せん
ただ私はその本人の腐った根性を真に矯正するためには、法律よりも熱い鉄拳を
持って臨むことのほうが道徳的により正しい上に
結果として有効な場合もあると思うのです。
今週の日曜日12月14日は赤穂浪士の討ち入りがあった日でした。
今回の問題と同列に論じるつもりは毛頭ありません
ただこの赤穂浪士の討ち入りをどう考えるかということは
法と道徳の相克という問題を考える上でモデルケースにはなり得ると思います。
道徳的には浪士らのとった行動は義挙と評価せざるを得ません
ただし法的にはそれこそテロといわざるを得ず、違法であることは明白です。
当時の幕府は浪士らをどう裁くのかとても苦慮したといわれています。
将軍家の意向は「無罪」
しかし、幕府のブレーンであった荻生徂徠の意見は「厳罰」
様々な意見が交わされ
結果として、「法的には」死罪
ただし「義挙」としての側面も否定できず武士の面目を保てるように浪士らは「切腹」を許され
ました。
これは個人の哲学の問題になりますが
私は人間は「法」を守らなければならないと同時に「道徳」を守らなければならないと考えて
います。
難しいのは「法」と「道徳」が矛盾した場合、どう振舞うべきかということです。
ケースバイケースでしょうが
私は時には法を超えてでも守らなければならない「価値、モラル」というものがこの世に
あると思います。
法とは所詮、その時々の政治家の多数の意志で変わってしまうものでしょう
しかし「道徳」はその時々の権力者の意志によっては変えることができない個人の良心
に根ざした価値の総体です。
たとえば愛する人が何の理由もなく暴行されて「その手で敵をとってくれ」と遺言を残して
死んだ場合
私はいかなるコストを払ってでも暴行した人間を見つけ出し殺し返します。
法的にはどうあれ、道徳的にはこうせざるを得ないし、基本的には道徳は法よりも上位に
あるべきものと考えているからです。
赤穂浪士と同様です。
いやはやなんとも
生きるの死ぬのと
ちょっとというか
大いにぶっそうな話になってしまいました^^
すみません・・・・・・
極論といわれるかもしれませんが
時には、こういう極限を考えぬく事ではじめて見えてくるものもあると思うのです。
話を変えますね・・・・
午後4
時からの公開スパーリングは盛況
小堀選手もかなり手ごたえをつかんだようです。
取材、本当にお疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
残りおよそ3週間
皆様の小堀選手への応援、どうぞよろしくお願いします。
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チケット販売の苦戦と新スポンサー
http://boxing12.exblog.jp/9876381/
2008-12-11T11:00:00+09:00
2008-12-11T11:01:18+09:00
2008-12-11T10:53:06+09:00
box-houkoku
世界戦マネージャー日記
2008年12月10日
小堀対モセスのポスターをA4に縮小し、下部に「小堀対アルファロのDVD」販売の
告知を入れたチラシを作成しました。(写真)
今月中旬以降、大塚、巣鴨などジム近辺の駅で配る予定です。
それにしても頭を痛めているのがチケット販売の苦戦
不況の影響もあるのでしょうが、とにかく売れません
新宿伊勢丹前で、指名挑戦者モーセスが田中トレーナーを襲撃
助けに入った角海老ジム糸川マネージャーとナミビアのトビアスマネージャーが小競り合い
そしてついに小堀とモ-セスが路上で衝突
ナミビア陣営、角海老宝石ジム陣営、双方が加勢し大乱闘に発展
乱闘の輪の中心部になぜか国際マッチメーカー、ジョー小泉氏に亀田史郎さん
ついでにやくみつるさん
警視庁、さらに機動隊でもおさまらず
ついに自衛隊まで出動!
なんて仕掛けができたら一気に完売してしまうと思うのですが・・・
これ、あくまでも冗談ですからね
本気にとらないでくださいね
わかっているとは思うのですが
ボクシングファンのなかには冗談が一切、通じない人
天然というか
天然記念物的な方が少数ながらいますので
あまりのチケットの売れ行きの悪さにもう半ばヤケクソ
局面打開のヒントを得るため
伝説的な興行師、ザ・呼び屋 「康芳夫」さんの知恵を拝借
午後1時から康氏と大塚で会うことになりました。
私もボクシング業界のごく一部からは平成の奇人変人といわれていますが
所詮は小物も小物
康氏とはスケールがまったくちがいます。
月とすっぽんどころか
銀河系とミジンコでしょう
康芳夫氏とは何物か
よくわからない人は「康芳夫」でいろいろ検索してみてください
なんだかすごいでしょう
どんなアイディアが飛び出すか乞うご期待!
10日の小堀選手
スパーリングはなし。
終始、ジムワーク
南アフリカからの二人ですが
マリンガ選手は10日も元気にジムワーク
しかし、ファナ選手は体調の不良を訴えこの日はお休み
9日の小堀選手とのスパーリングでかなり打たれて鼻血を流していたファナ選手
ダメージが深くなければよいのですが・・・・
また、今日16時から角海老ジムで小堀選手の公開スパーリングが行われます。
このあとの記者会見で正式に発表になりますが
小堀選手のスポンサーに
東証マザーズ上場、資本金10億、年商60億
日本最大級のバイト検索サイト 「バイトルドットコム」 を運営する
株式会社デイップがつくことになりました。
本当にありがたいことです。
というわけで
小堀選手を応援するボクシングファンでバイト探しチューのかたはぜひ!
バイトルドットコム にどんどんアクセスしてくださいませ
ちなみにデイップ社はK1の大スポンサーでもありますね。
ボクシングも含め格闘技の振興に理解がある会社です。
本当に感謝です。
今日の公開スパーリングの模様はテレビ東京の「メガスポ」でも放送される予定。
どうぞよろしくおねがいします。
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前世界王者ムゾンケ・ファナ、王者小堀を一転、賞賛!
http://boxing12.exblog.jp/9869763/
2008-12-10T14:22:33+09:00
2008-12-10T14:23:27+09:00
2008-12-10T14:22:39+09:00
box-houkoku
世界戦マネージャー日記
2008年12月9日 角海老宝石ジム
1月3日に23戦全勝の指名挑戦者、パウルス・モーセス選手(ナミビア)との防衛戦を控え
た小堀佑介選手が前IBFスーパーフェザー級王者、ムゾンケ・ファナ選手との2度目のス
パーリングを行いました。
「ボクレポ」でも伝えたように
1度目のスパーリングではファナ選手にペースを握られっぱなし
スタミナの極度の消耗もありさんざんな内容
ファナ選手からは「ダメ出し」を連発されてしまった小堀選手
しかし、この日は別人のように動きにキレがありました。
ファナ選手のコンパクトなブローをかいくぐり
中に入って上下に打ち分けるコンビネーション
また左リードに合わせるカウンターも冴えていました。
ファナ選手はカウンターを警戒するあまり思うように得意の左を出せません。
スパーリングは6ラウンドでしたが、小堀選手はファナ選手を押さえ込み終始優位に立って
ペースを掌握
スパー終了
「小堀はとてもよくなった。エクセレント、スーパーエクセレント」
前回とは一転して、小堀選手を賞賛するファナ選手
その口元からは血が
小堀選手と私との付き合いは約2年半
その中でなんとなくつかめてきたものがあります。
彼は常にいついかなることにも全力で取り組むというタイプではありません。
力を入れるべきときには入れますが、入れなくてもよいときには適当に力を抜く
そうしながら、オーバーワークに陥ることなく、試合当日、本番での自分を最高の状態に
持っていけるように自在に調整することができるクレバーな一面を持っています。
前回のスパーではあえて全力では取り組まず、受けに徹し、様子を伺い
ファナ選手の力を試していたのかもしれません。
あるいは、あるいは
真相は、単純なもので
昼寝が不十分のまま起き抜けでボーっとした状態
しゃきっと目が覚めないままにスパーに臨んでしまったということなのかもしれません。
3度目のスパーリングは12月11日木曜日午後4時から
マスコミ関係者も集めた公開スパーリングになります。
ファナ選手と3ラウンド、マリンガ選手と3ラウンドの予定
ファンの皆様の見学も大歓迎です。
どうぞよろしくお願いします。
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前世界王者ムゾンケ・ファナ、王者小堀にダメ出し連発!
http://boxing12.exblog.jp/9853282/
2008-12-08T12:53:00+09:00
2008-12-09T04:27:40+09:00
2008-12-08T12:45:50+09:00
box-houkoku
世界戦マネージャー日記
2008年12月6日 午後4時 角海老宝石ジム
WBA世界ライト級王者、小堀佑介(角海老宝石ジム)と南アフリカからの二人のスパー
リングパートナー、前IBF世界スーパーフェザー級チャンピオン、ムゾンケ・ファナと南ア
フリカライト級チャンピオン、パトリック・マリンガが初めてグローブを交えました。
二人は小堀選手がジムを訪れる30分前にジムへ
入念な柔軟体操、シャドーボクシングを行い汗を流し、小堀選手の到着を待ちます
小堀選手が登場
固く握手
スパーの順番ははじめにマリンガ選手5ラウンド、次にファナ選手5ラウンド
マリンガ選手は同じライト級でありながら頭ひとつ小堀選手より長身
長いリーチを武器にワンツー、さらにプレスをかけてのアッパーで攻め立てます。
小堀選手はマリンガ選手の左リードに合わせて、タイミングのよい右クロス、左フックを
カウンターで決めてみせます。
マリンガ選手、ハンドスピードにはやや欠けるものの一発一発をしっかりと確実に打ち込む
タイプ
足を止めて打ち合う場面が何度も見られ、スパーは白熱
5ラウンド目が終了した直後「ナイススパー!」
歓声とともに、ジム全体から大きな拍手が起こりました。
ただし気になったのは小堀選手のスタミナ
4ラウンド過ぎあたりからとてもつらそうな様子に
また、動きにいまひとつ切れがありません
よいパンチは入っているのですが、フレームの大きさで小堀選手に勝るマリンガ選手は
強引にプレスをかけてきて、小堀選手が下がらされる場面も多く見られました。
スパー全体の印象としては有効打の差で小堀選手がやや優勢
ここでパートナーがマリンガ選手からファナ選手に交代です。
ファナ選手は右のボクサータイプ
ファイタータイプのマリンガ選手とは好対照です。
上体がとても柔軟
ウイービング、ダッキングで小堀選手のパンチをまともにはもらいません
逆にファナ選手の左リードは次々にヒット
小堀選手、著しいスタミナの消耗もあり、ふらふらとロープにもたれる場面もありました。
この様子を見て当初に予定されていた5ラウンドは3ラウンドに短縮
3ラウンドが終了
ファナ選手は左一本で小堀選手の動きを完全にコントロールしてみせました
スパー直後のファナ選手を直撃
「小堀はもっと頭を動かさないといけない」
「もっと集中しないと。十分、集中しているとは思うけど、もっともっと集中しないと」
次にマリンガ選手に聞くと
「パワーとスタミナ、この二つが足りない」
翌日12月7日午後4時から大塚ロイヤルホストにて、ファナ、マリンガ両選手を交えて
「ミーティング」を行いました。
これはプロモーター権限で決めた行事です。
食事をとりつつ、コミュニケーションを親密にして、お互いの理解を深めることが目的
今週を振り返ってもらうとともに、小堀選手の印象を聞き、さらに有益なアドバイスをもらえ
ればという狙いもあります。
滞在に際しての要望に耳を傾け、不満をできるだけ解消して、快く練習に励むことができる
環境を作るための会合でもあります。
ところがこのミーティングで思わぬ厳しい言葉がファナ選手から出てきました。
「小堀はよい選手だ。しかし問題がまだある」
「技術的にはもっと頭を振って上体をやわらかく」
「さらにべた足もよくない、かかとは上げるべきだ」
これにはタイプの違いという面もあり、素直にはうなづくことができませんでした。
しかし、以下の小堀選手に対する厳しい言葉は私の胸にも深く響きました
「今までいろいろなチャンピオンを見てきたが、スパーリングを始める前にほとんどウオーミ
ングアップをしないボクサーは初めてだ」
続けてファナは、用意された練習のメニューにも問題があるといいます
「日曜日はロードワークもオフとなっているがこれはおかしい。ボクサーは毎日走るべきなん
だ」
「私は毎日朝15キロ、午後ジムワークの前に5キロ走っている」
「火曜、木曜、土曜が小堀選手とのスパーリング、月曜、水曜、金曜は軽めのスパーリング
となっているが、軽めとはどういう意味か」
「南アフリカではスパーリングはいつも全力だ。実戦で軽く打ち合うなんてありえないじゃな
いか」
ここからファナ選手の話は自身のボクシング哲学に
「NO PAIN NO GAIN (苦しみなくしては何も得られない)イッツマイボクシング
セオリー!」
「世界王座は獲るのは簡単だ。でも守るのは本当に難しい」
「だからこそ新しいことを学んで、自分のボクシングを高めていかないといけない」
「常に進化し続けること。それこそが強くなるコツなのだ」
ファナ選手は「ボクレポ」をすでに読んでいたのでしょうか
横着、面倒くさがりやな「サボリ」の小堀であることを
見抜いてしまっているようでした。
「一日でいいから小堀に自分たちの東京での練習に同行してほしい」
「どれだけハードにやっているか体でたしかめてほしい」
もちろんファナ選手が苦言を呈するのは小堀選手の勝利を願っているからこそです。
「私たちのレベルのボクサーが小堀のために日本に来たということは南アフリカのボクシング
界では大きな話題になっている」
「だからこそ小堀にはなんとしても勝ってほしい。私たちが来たのに負けました、では私たち
の面目が立たない」
とてもうれしい言葉です。
論語に「巧言令色、仁鮮なし」といいます。
こびへつらいには真心(まごころ)はない、という意味です。
その人のためを思って、耳に痛い苦言、忠言を遠慮なくぶつけてくれる人こそ真心を持ってい
るといえるのではないでしょうか
確かに世界のベルトを獲って以降、小堀選手は節制を忘れ、緊張感を欠き、怠けすぎてい
たようにも思えます。
2009年1月3日 無敗の最強指名挑戦者、モセスとの戦いまでもう一月を切りました。
ファナ選手の熱いアドバイスを励みにして残された時間を完全燃焼
地上波ゴールデンタイムの晴れ舞台で
ボクシングの醍醐味を伝えるすばらしい戦いを見せてほしいと願っています。
頑張れ!小堀
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「仮想モセス」前世界王者ファナ、マリンガついに来日!
http://boxing12.exblog.jp/9837586/
2008-12-06T13:07:13+09:00
2008-12-06T13:08:07+09:00
2008-12-06T13:08:07+09:00
box-houkoku
世界戦マネージャー日記
2009年12月5日 午後2時
南アフリカから二人のスパーリングパートナーがやってきました。
一人は前IBF世界スーパーフェザー級チャンピオン
ムゾンケ・ファナ選手(写真、右)
1973年10月29日生まれの35歳
1994年3月6日 プロデビュー
戦績32戦28勝(11KO勝ち)4敗(1KO負け)
KO率34.38%の右ボクサータイプ
身長170センチ リーチ178センチ
2004年5月28日ランデイ・スイコ選手を2-1の判定で下しWBCスーパーフェザー級指名
挑戦権を獲得
2005年4月29日 当時のWBCスーパーフェザー級チャンピオン、マルコ・アントニオ・バレ
ラに挑むも2回KO負け
2007年4月20日 IBFスーパーフェザー級タイトルを獲得し初防衛には成功するも今年
4月12日現王者カシアス・バロイ選手に3-0の判定負け
その後、今年8月29日の再起戦に3回KOで勝っています。
もう一人はパトリック・マリンガ選手(写真、左)
1977年1月9日生まれの31歳
1997年4月16日プロデビュー
戦績30戦22勝(19KO勝ち)6敗(5KO負け)2分け
KO率63.33% 「ハンマー」の異名を持つ強打の右ボクサーファイター
身長175センチ
今年8月9日 12回TKOで南アフリカライト級チャンピオンに
小堀佑介選手と対戦する指名挑戦者、モセスとも対戦の予定があったものの避けられて
しまった、とか。
また長谷川穂積選手と対戦が予定されるWBCバンタム級1位のムベ・マリンガ選手は実
の弟だそうです。
この二人
2001年11月16日のWBCスーパーフェザー級インターナショナルのベルトをかけて
対戦
このときは先輩にあたるファナ選手がマリンガ選手を2回TKOに下しています。
南アフリカは南半球
今が常夏
一気に北半球の日本に来た二人ですが、まったく疲れは見えません
二人をバンに乗せて
成田空港から大塚の角海老宝石ジムに
早速、小堀選手の対アルファロ戦のビデオ
さらにモセス選手のビデオをじっくりと見ていただきました。
二人のジムへの「出勤」は月曜から土曜までの午後3時半から
小堀選手とは火曜、木曜、土曜に本格的なスパーリング
月曜、水曜、金曜はマススパーなど軽めのスパーリングを行う予定です。
また、ロードワークなど基礎的なトレーニングは大塚のゴールドジムでこなして
いただくことになりました。
早速、本日12月6日から前世界王者ファナ対現世界王者、小堀のガチスパーが行われ
ます。
ファンのかたの見学、マスコミ関係者の取材は自由です
どうぞ、よろしくおねがいします。
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「AVパワー」で初防衛?小堀節全開!東京スポーツ
http://boxing12.exblog.jp/9824532/
2008-12-04T20:21:43+09:00
2008-12-04T20:22:36+09:00
2008-12-04T20:22:36+09:00
box-houkoku
世界戦マネージャー日記
掲載されました。
内容は東京スポーツということを割り引いてもレッドゾーンギリギリ?
ぜひお近くのコンビニ、キオスクでお買い求め下さいませ
煩悩に打ち勝ち
己れを修業僧のように律し
規則正しく2日に1回
「AVパワー」で初防衛に向けて邁進する???
小堀佑介選手に皆様の熱い応援、どうぞ宜しくお願いします
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