10/12~10/16 ボクレポぐうたら日記 |
録画しておいたCSダイヤモンドグローブを視聴
ささっと巻き戻しして
まずは日本ライトフライ級タイトルマッチ
嘉陽(白井具志堅ジム)対宮崎(井岡ジム)
どうでもいいことだが
ゲストの三谷大和スポーツジムの三谷会長
声が井岡会長に激似
K1の谷川プロデユーサーと関根勤の声以上に似ている
この日のセミは井岡ジムの宮崎選手の日本タイトル挑戦試合
この晴れ舞台をすっぽかして井岡会長
「ダイヤモンドグローブ」出演を優先させたのかと・・・
そんなこたあない!か
私は4差で宮崎
左ファイタータイプの嘉陽選手に対し巧みに距離を保った宮崎選手
ノーモーションの「ダイレクトライト」が特に冴えた
嘉陽選手は最後までうまく距離感をつかめなかった印象
ストレスの残る試合だったと思う
ただ宮崎選手も離れ際やもみ合いの中で
油断してしまうのだろうか
不用意にパンチをもらう場面が何度か見られた
このあたりは実戦を重ねる中で修正していくしかないのだろう
メインはフラッシュ赤羽ジムの清田選手のOPBFスーパーミドル級タイトルマッチ
相手選手のインドネシアン
なんとも情けなかった
ごくごく普通のそこらのおっさんとしか思えないぞ
だが清田選手の強さは十分伝わった
まずは体が絞れている
そしてスピードがある
ボクシングもまず左を突いてペースを掌握
右の上下につなげる正統派スタイル
とてもきれいなボクシングをするのだ
所詮は他人の人生
言いたい放題言わせてもらうが
よりいっそうの実力アップをはかるため海外スパーリング武者修行に出たらどうか
今は円高だ
日本で生活するよりかえってお金はかからないはず
単身海外へ
そしてアメリカやメキシコの重量級ボクサーとガチスパー
拳を交えてくるのだ
小堀選手も飛躍の大きなきっかけになったのは
2007年2月
マルコアントニオバレラのスパーリングパートナーとして
メキシコに武者修行に行ったことだ
清田選手は筋がいい
素材としては申し分ない
一気に潜在能力が開花
別人のように強くなって帰国する可能性は大きい
もちろん打たれすぎて馬鹿になって帰国する可能性もある
でもいいじゃないかそれでも
アントニオ猪木さんも「馬鹿になれ」と言っているのだ
(関係ないか・・・)
人生、イチかバチか、だ
何かをやって後悔するほうが、だ!
何かをやらないで後悔するよりはるかにましなのである!
10月13日
WOWOWにてOPBFフェザー級タイトルマッチを観戦
私は115-113
2差で細野
前半4回の私の採点
細野 9 10 10 10
榎 10 9 9 9
1回は明確に榎選手
しかし2回から4回は私は細野選手が優位だったと思う
細野選手は近い距離が得意
そして打ち合いの中での回転力
ハンドスピードと上下に散らすアクセントで見栄えがいい
榎選手は一発の力ではまさっているのだが
パンチをもっとまとめてジャッジにアピールする場面がほしい
次に中盤戦
細野 9 10 10 10
榎 10 9 9 9
5回はポイントの不利を挽回しようと攻め足を強めた榎選手のラウンド
しかし6回から8回まで
私は細野選手に振った
やはり打ち合いの中の手数でどうしても細野の見栄えがいい
しかし
榎選手の真骨頂はここから
後半の4回
細野 10 9 9 9
榎 9 10 10 10
10回以降
明らかに細野選手、疲れた
手数が出ない
他方榎選手は自分のペースを守り続けプレス
前に前に
重いジャブに右 さらにボディに散らし右 左
最後は細野選手
逃げ切りをはかり足を使う
総計すると私は115-113で細野選手の勝ち
公式のジャッジは 116-113が二人 117-112が一人
細野選手の勝利
しかしながら!
20ラウンドあれば榎選手が勝っていた
これは自信を持って言い切ることができる
多分、193-187 の6ポイント差で勝っていたはずだ
12ラウンドのボクシングのルールの上では負けたが
殴り合い合戦では負けていない
あのままあと8ラウンド続いたら
最後にキャンバスに沈んだのはチャンピオンではなかったか
ついでにいうが
あのWBAフェザー級チャンピオン、クリスジョンにも
20ラウンドあれば榎選手が勝っていた
反論はないはずだ
絶対に屈しないという気持ちの強さ、タフネス
これが榎選手の最大の持ち味
そのことをあらためて認識させられた一戦だった
10月16日
ボクサーの引退という問題について友人と議論
私は肉体面で大きな問題がない限り
とにかく引退はしないほうがいいという考え
前回の日記にも書いたが
成功したものとは決してあきらめなかったもののことをいう
あきらめたら終わりだ
西岡チャンピオン、内藤チャンピオンを見てほしい
引退の衝動に駆られたことは何回かあったはずだ
周囲も当然引退するだろう
そう思ってしまう「空気」が醸成されたタイミングは何度かあったはず
しかし西岡選手、内藤選手は現役を続行する姿勢を貫いた
そして今日がある
「KY」という言葉がある
「空気を読まない」という意味
服装とかテーブルマナーとかエチケットとか
そういうどうでもいい瑣末な問題については「KY」であってはならないと思う
周囲のアドバイスを聞いて「空気」を読んで行動すべきだろう
しかし、だ!
人生の大問題については男たるもの
あえて「KY」でなければならないと思う
なぜなら自分自身の決断を最終的に引き受けるものは
宇宙にただ一人
自分自身しかいないからだ
所詮、他人は他人だ
毀誉褒貶は世の常
4度目の世界戦に失敗したとき
それでもなお現役続行を決断した西岡チャンピオンに「いいかげんにせえよ」
こう思ったボクシングファンは多いはずだ
周囲も現役続行には手放しで歓迎という「空気」ではなかったと聞く
それが今ではどうだ
ボクシングファンは拍手喝さい
いまや帝拳ジムの押しも押されもせぬ大看板だ
再度言う
毀誉褒貶は世の常
他人が何をいおうが所詮は自分の人生
自分の人生を他人が生きることなどできない
人間は一人で生まれ一人で死んでいく
死ねばみな土くれだ
元素に帰るのみ
そう思えば怖いものなど何もない
プロボクシングは普通のスポーツではない
人生の奪い合いという側面を持つ
勝ち星の数だけ奪われた人生がある
勝ち星の数だけ絶たれた夢がある
背負うべき人生がある
少しでも「続けたい」という気持ちが残っているなら
ボクサーは引退すべきではないと思う
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