カスティリホ、38歳オヤジパワーで世界戴冠(WOWOWレポート9.25放送) |
○正王者ウラジミール・シドレンコ(3-0判定)暫定王者ブーンサワット・クラディンジム●
正規王者ウラジミール・シドレンコ(19戦18勝6KO1分け、ウクライナ、29歳)と、暫定王者
ブーンサワット・クラディンジム(24戦全勝15KO、タイ、25歳)の王座統一戦
アマ戦績290勝20敗、シドニー五輪フライ級銅メダリスト、2001年世界選手権準優勝
の実績をひっさげて、プロ入り
無敗のまま、WBAバンタム級王座についたシドレンコと、PABA王座17度防衛、無敗の
暫定王者、ブーンサワットの「無敗王者対決」
試合は、固いガードで、堅実なボクシングのシドレンコと、アグレッシブにプレスをかけて手数
で攻め立てるブーンサワットのインファイトの展開
8回半ば以降、足を使ってのアウトボクシングに切り替えたシドレンコが、ブーンサワットの
攻勢をさばいて、着実にポイントアウト
3-0の判定で、「小さな発電所」の異名を持つ正規王者シドレンコが、ブーンサワットを下し
王座統一に成功した。(116-112 115-113 120-108)
WBA世界ミドル級タイトルマッチ (2006年7月15日独ハンブルク・コロラインアリーナ)
○挑戦者ハビエル・カスティリホ(10回2分47秒TKO)王者フェリックス・シュトルム●
重い高速のジャブと堅実なガードで、王座に君臨するシュトルム(26戦25勝11KO1敗、独
27歳)と、同級10位、元WBCスーパーウエルター級王者「パルマの大山猫」の異名を持つ
挑戦者カスティリホ(66戦60勝41KO6敗、スペイン、38歳)の一戦
38歳と高齢で、一階級下のスーパーウエルター級から上がってきたカスティリホの不利が
予想されていたが、挑戦者のスペイン人は距離を詰めて、しつように王者シュトルムのボディ
を狙う
2回2分過ぎ ボディをからめた連打から、左フック2発、さらに左アッパー、右フックで、
シュトルム、ダウン
なんとか立ち上がるが、ダメージは深く、以降、シュトルムは足を使ったアウトボクシングで
カスティリホをさばいてポイントアウトを積み重ねる
このまま王者の判定勝利かと思われた10回
圧力を強めるカスティリホの左フックがカウンターでクリーンヒット
ロープを背にしたシュトルムに、左アッパーを三連打
ダメージが深いと判断したレフェリーが試合を止めた
勝ったカスティリホは、スーパーウエルターに次いで、二階級制覇
シュトルムの敗因は、対戦相手を過小評価し、高速のジャブで距離を作らず、カスティリホ
の望むインファイトにつきあって、被弾し、想定外のダメージを負ったこと
WOWOW実況チェック
ボクシング観戦=芸術鑑賞、ボクシング会場=美術館
ファン気質もここまで違うドイツから
ドイツボクシング界期待の星、バンタム級のシドレンコ ミドル級のシュトルムが登場です
まずは、WBAバンタム級王座統一戦 無敗の王者対決
正規王者シドレンコ対暫定王者、タイのブーンサワットの一戦
「この選手の特徴はもう、ガードの良さ、フォームの良さ。グローブを顎の横から絶対に離さ
ない選手ですよね」
浜さんのシドレンコ評
「それで打つ時も、ワンツースリー、もっと攻めたらダウン取れるのにと、思った所でも、もう
1回ガードを戻すと。グローブを顎の横に戻すと」
「打たれない、打たさない、そして、打たれるのを徹底的に嫌がる選手ですね」
正規王者シドレンコの負傷で、暫定王座決定戦が行われ、リカルド・コルドバ(パナマ)を破り
暫定王座についたのが、タイのブーンサワット
ムエタイから国際式ボクシングに転向後4戦目で、PABAパバタイトル獲得
このタイトルを17連続防衛した無敗の選手で「スタミナと突進力が持ち味の右ファイター」
「シドレンコのボクシングっていうのは、大事に大事に、相手を崩していくパターンですよね」
「この選手が、もっと攻撃をすればノックアウトも多くなると思いますよね」
浜さんの直前コメント
「ただ、あの、今回の相手のブーンサワットですけどねえ」
「まあ、全勝、なんか持っていそうですねえ」
1回、シドレンコのガードの微妙な「変化」を指摘の浜さん
「普段は、アゴの横に、グローブ持ってくるのですけどね。こめかみまで上げてますよね」
「やっぱり、テンプルまで守ろうっていうことは、相手のパンチを意識してるでしょうね」
ブーンサワットも固いガード
お互い、距離を詰めながらのインファイト
1回はジョーさん、ブーンサワットのテンプルにヒットしたパンチをとって、シドレンコの10-9
2回 アグレッシブに手数を繰り出すブーンサワット
ブーンサワットの手数につられ、シドレンコもアグレッシブに手数
「相手がもう、最初からですね、トップスピードでガンガン打ってくるから。
守ってると打たれっぱなしになりますからね」
ジョーさん指摘のこの「打ち合い」
正確さでは、シドレンコ 手数と攻勢ではブーンサワット、だそう
ジョーさんはこの回、手数にまさるブーンサワットに
3回 1分過ぎ シドレンコの右のショートストレート、クリーンヒット
「(シドレンコは)これだけガードオープンにして、体重いっぱい使って打つのは珍しいですね」
浜さん指摘のように、ガードの固い堅実なボクシングのシドレンコがこの試合、非常に攻撃的
至近距離、両選手、頭を付け合っての打ち合いです
こういうときは、逆に、「ちょっと離れてみるとパンチはもっと当たる」と、ジョーさん
「相手の内側ですね、インサイド打って。で、アウトサイド打って、アウトサイドでのパンチで
ガード開かせて。で、インサイド持ってきてでいいんですけど」
離れてみて、ガードの内側、外側に打ち分けて、揺さぶりをかけてみる、ということですね。
さらに、ジョーさん、ブーンサワットはレフェリーの見えないところで、ローブローをいれて
いると指摘
「レフェリーはもっと注意すべきですね」
ジョーさん、この回は10-9でシドレンコに
4回 シドレンコ、ロングレンジのパンチが目立ち、ガードも下がり気味
「いつもよりはねえ、バランスを右側へ寄せてですねえ、左打ちながら右でためといて右を
強く打とう、ていう姿勢ですね」
冷静な観察眼のジョーさん
ブーンサワットの右アッパーがクリーンヒット さらに右、打ち下ろし
シドレンコも反撃
浜さん 「顔色変えない選手ですけどね、シドレンコは。冷静さがやっぱり半減してますね」
ジョーさん、この回は有効打にまさるブーンサワットのポイントに
5回も、インファイトの展開 ジョーさんは、ブーンサワットに
6回 打ち合いの中、鼻血のシドレンコ
「ずいぶん厚いオーバーコートを羽織っての試合というような感じであります。今日はもう、
薄手の半そでで戦ってるという感じのシドレンコ。ずいぶん活発的です」
「今日は発電所が良く、モーターが回ってるようで、タービンが回ってるようであります」
6回はジョーさん、シドレンコに
「今のラウンドとですね、この前のラウンド、大して大差ないようですけどね。微妙に違う
んですよね」
「お互い強いパンチを入れ合って無い時にですね、シドレンコ左のジャブ当ててますよね」
7回 「力いっぱいの体力勝負(浜さん)」の両選手
「今、押しているから、シドレンコが力いっぱい、受け止めているから、相手(ブーンサワット)
はなかなか出れないんですね」
浜さんは、前に出るブーンサワットに付き合って、対抗のシドレンコの攻撃姿勢を評価
一方、微妙に違う見方をするのはジョーさん
「下がりながらですねえ、カウンター取って当ててるのはシドレンコです」
「前出て、攻勢取ろうとしているのはプーンサワット。当ててるのはシドレンコの方なんですね」
7回、ジョーさんはシドレンコに
「このラウンド、明らかにシドレンコですね」
「的確さが違いますねえ。前出てるのはプーンサワットかも分かりませんけど、下がりながら
でも、ジャブからワンツー、もう、つるべ打ちみたいに当ててましたですね」
「ボクシングっていうのはねえ、相撲じゃないんですね。前出てる方が優勢じゃないですね」
8回 ブーンサワット、さらにテンポアップ 攻勢を強化
シドレンコは、一転して、アウトボクシング
あるいは下がり、回りこんで、ブーンサワットをさばきに
この回、ジョーさんは、ブーンサワットに
「これはタイの応援団たい」
ジョーさん、不意打ち
高柳アナ 「ふふっ。どうしていきなり九州の言葉が出てくるんですか」
ジョーさん 「いや、土肥さんがね。九州出身だから。土肥ゆきよさんがね」
高柳アナ 「へへっ。それ関係無いと思いますけど」
シュールというか、レベル、高すぎて、よくわかりません・・・・・ついていけません・・・・
そして9回 8回の流れを引き継ぎ、シドレンコ、アウトボクシング
「ただ、こういう手数の多い相手にアウトボクシングすると、危険なのはね、自分でサイド
回ってるつもりがですね、相手に押されて後退っぽくになることがあるんです」
「それで、ファイタータイプはもっと調子に乗ってくる時がありますね」
ジョーさんの懸念を裏付けるかのように、ブーンサワット、巧みに、シドレンコの回るほう、
回るほうに、動いて詰めていきます
再び、ジョーさん
「アウトボクシングする時ですね、動いてから打つというつもりだったら、ボクサータイプ負け
ます」
「打ってから動くんですよ。パンチ入れて、ある程度止めてから動かない」
「動いてから打とうと思うとファイタータイプはグーッと入ってくるんですね。そしたら打てない
ファイタータイプまた出てくる。動く、下がる、もうファイターのペースになっていきますね」
9回半ば過ぎ 浜さんは、シドレンコのアウトボクシングを評価
ブーンサワットは、微妙にタイミングを狂わされているという
「プーンサワットの方は、上手く追ってはいますけど、打とうと思ったら相手が動いてるから、
なかなか手が出ないという状態ありますからね」
9回、ジョーさん、シドレンコに
10回も、シドレンコはアウトボクシング 回りながら、前に出るブーンサワットにカウンター
「こういったシドレンコだったら、ガードが下がってるだけ、攻め落とせますね」
ブーンサワットの側に立って、ジョーさん
「ストレートの連打持っていったら良いんですよ。ワンツースリーフォー、ファイブシックス
そしたら追い込めますよ、これ」
「ガード、顎の横から外したシドレンコ、初めて見ましたね」
浜さんの指摘に高柳アナ
「そうですね、いつもはもう、接着剤付いてんじゃないかっていうぐらいね。グローブが顎に
ピタッとくっ付いてたんですが。今日は塗り忘れたようです」
クスリともしない浜さん
10回に続き、11回もシドレンコのペース
「シドレンコ、途中ちょっと、遅ればせながらではありますが、スタイルをチェンジしたのはこれ
正解と言えそうですね」
うなづく浜さん 「そうですね」
「やっぱりね。もっと早くやっても、極端に言えば良かったのかもしれません」
ところが、今度は浜さん、うなづきません 「ん~、分からないですよ、それは」
「この場合にはまた一気に持っていかれそうな、要するに中途半端やってなかったですね。
シドレンコは」
ジョーさんは、ブーンサワットに苦言
「単調に前、前、前に出て、顔面だけ単発に攻めてるから、捉えきれないんです」
「こんな時はね、相手ロープ近くなって、連打するんですよ、ストレートで。あるいはですね、
相手の身体突いて、ロープを背負わして打つんですよ」
ジョーさんのポイントはこの回もシドレンコ
「タイの(応援団の)皆さん、よっしゃ、取ったというような雰囲気だったんですけれども。
え~、取れてなかったようです」
ジョーさん、ポツリ 「取ってないタイ」
最終12回もブーンサワットの攻撃は空転 シドレンコのペース
「今まで当たっていたものが、スカ~スカ~っと、え~、糠に釘、のれんに腕押しの状態に
なっているのかもしれません」
ブーンサワットの気持ちになっての浜さん
「相手が打つ瞬間に引いてしまうから、なんだ手ごたえが無いって感じしたでしょうね」
12回もジョーさんは、シドレンコに
判定は、116-112 115-113 そしてなんと、120-108
3-0で、シドレンコが勝利 王座を統一して3度目の防衛に成功
そして、いよいよメイン WBAミドル級タイトルマッチ
王者フェリックス・シュトルム対挑戦者ハビエル・カスティリェホ
「この選手のガードっていうのはですね、もう、貝みたいなガード。絶対に開かないと」
浜さんのシュトルム評
「相手が打ち終わった時に、初めて打ち出してくるという選手ですからね」
続いて、浜さんの直前コメント
「シュトルムのあのブロックの堅さに対してですね、カスティリェホが、力を使って行くのか。
それとも、自分の経験で、何か考えているのかですね」
シュトルムについては、 過去記事 参照いただければ・・・・
このシュトルム、前回の試合で、ポイントの圧倒的な優位を計算し、最終回に足を使って
逃げ回り、なんと、ドイツの観客から、「ブーイング」を浴びてしまったという塩王者
なんとか悪評を挽回しようと気負いすぎたのか
あるいは、38歳で、下の階級から上げてきた対戦相手カスティリホを過小評価してしまった
のか
1回から前に出て、ガードを固めて「カスティリホの距離」に入る
シュトルムの武器は、高速のジャブと鉄壁のガード
ジャブで突き放し、距離をとる戦法は放棄し、逆に距離を詰める形
ただし、ガードは固く、カスティリホのパンチはことごとくブロック
「手数はね、おそらくこのラウンド、カスティリホの方が、その倍出してたと思います」
「ところがね、こうやって左のカウンター喰って、腰砕けなったでしょ。そして、要所要所では
ね、シュトルムが、パンチ当ててましたよね」
ジョーさん、1回はシュトルムに
2回 シュトルムの固いガード攻略のため、ボディブローを盛んに繰り出すカスティリホ
2分過ぎ カスティリホ、左フック三連打で、ガードの横を叩き、左アッパーを真ん中に
さらにフォローの右フックで、シュトルム、ダウン
「ん~、良かったですねえ。ガード固いのを、左アッパー真ん中に突き上げてですね」
「カスティリェホの左アッパーの真ん中の角度は、今日良いですねえ」
「うん。ガードの真ん中から打つ、左アッパー良いですね」
興奮気味の浜さん
2回は10-8で挑戦者、カスティリェホ
3回 思わぬ苦戦にジョーさん、シュトルムに苦言
「シュトルムがやっぱり、このカスティリホを過小評価してたんでしょう、下のクラスだし。
ベテランだし。年取ってるし」
「もっと距離取って、動いて、左の、得意の左ジャブ使えばいいんですよ、こんな
距離で戦わずに」
「この距離で戦うから、横っ腹打たれて、それでガード開けられて、真ん中アッパーで
攻められるんですよね」
カスティリホのボディ打ちは続くが、シュトルムも固いガード
後半はようやく足を使う場面も
この回、さらに4回もジョーさんはシュトルムに
5回 ダウンから、体勢を立て直し、ポイントは挽回しつつあるシュトルム
しかし、浜さんは、試合の流れは、挑戦者カスティリホにあるとみる
「余裕あるのは、カスティリホですねえ。この余裕というのは、打ってもいい、離れてもいい
というふうな状態の余裕ですね」
「これ(カスティリホのボディブロー)がですね、コツンコツンやってると、効いてきますからね」
ジョーさんは、この回も10-9でカスティリホ
カスティリホの手数は、ガードの上で、有効打として評価できない、とのこと
「カスティリェホ、ニックネームはパルラの大山猫。パルラっていうのは、ジョーさん、出身地
らしいですね」
「ああ、そうですね」
「大山猫って、パンダじゃないですよね?あ、あれは大熊猫でしたっけ。え~、まあ、
ちょっと違うと思いますけれども。もうちょっと、こう、俊敏な動物だと思います」
こんなボケ方、あっていいの・・・・・・・
受け身の取れないシュールかつキラーな高柳アナタイムが終わって、第6ラウンド
ロープ際、王者、シュトルム、しりもち
プッシングの裁定ながら2回のダメージの影響も感じられる
「しっかりとした踏ん張りが、なかなか戻ってない(浜さん)」証拠
ジョーさんは、シュトルムのラウンドに しかし、コメントは、挑戦者を評価
「カスティリホはね、2ラウンド目ダウン取ったでしょ。そこで、攻め込みましたよね。ところが
ですね、このペースで攻めてたら、自分スタミナ持たないと」
「巧みにペースダウンして、ペース配分考えながら戦ってますね」
自分の体力、年齢を考えながら、その~、老獪に戦ってますね」
7回 カスティリホ 一転して、攻勢を強める
「シュトルムが、動こうとすると、休ませない状態、作ろうとしますね」
浜さん、感心
この回は、シュトルムが、カスティリホのプレスを足を使ってさばく展開
ジョーさんのポイントは王者、シュトルムに
8回 今度は逆に、アウトボクシングでポイントアウトのシュトルムが距離を詰める
両選手、至近距離でのパンチの交錯
ジョーさんは、この回は、カスティリホに
「接近戦で、結構手ごたえのあるパンチ入れた自信があるんじゃないんですかね」
9回 高柳アナ「カスティリホ、ダウンを奪ってますけどポイントではひっくり返されています」
巧みな身のこなしで、カスティリホをさばくシュトルム
この回、ジョーさんは、シュトルムに
そして、10回 追うカスティリホ かわすシュトルム
しかし、この回、しつこく打ち込まれるカスティリホのボディアッパーが次々にヒット
苦しげなシュトルムは、逆に、接近して、打ち返す
「身体預けるところはですね。動くとどんどん相手(カスティリホ)は入ってくるから、それで、
打たれないように、逆にくっついて行って打ったわけですね」
シュトルム、鼻血
「これシュトルムがクリンチしてるんですねえ。ああ、シュトルムが鼻血、気にしてますね」
高柳アナに応えて、ジョーさん
「うん。アッパー突き上げられて、鼻血ですね」
「大山猫が追いかける、打ち込みます。押し返す。押し返す。シュトルム」
「ん~、だから今、離れてしまうと、もっと相手打ちますからね」
今度は、浜さん
「打たれないために、押し返してるんですけど、それも苦しいですよね」
シュトルム、ロープに押し込んで、右ショート、ヒット
「ここで、(シュトルムは)勝負するしかないですね」
「ここで勝負するしかないですね」
繰り返す浜さん 力、入っています・・・
ここで、カスティリホ、左フックのカウンター
ふらついてロープにもたれるシュトルムに、容赦なく、左アッパーのトリプル
ここで、レフェリーが間に入って、試合をストップ
10回2分47秒 カスティリホのTKO勝ち 新チャンピオン誕生に
「前半、地道にねえ、ボディ打ってたのがねえ、その貯金が生きましたよ」
ジョーさんの感想に、高柳アナ
「貯金は大切でございます」
スタジオに戻って、土肥アナ
「途中まではその、カスティリホはポイントでも負けていたような感じだったんですけども。
ただ、最後までやると絶対自分は勝てると。こう思い続けている何かがあるから、そこで
こう、決められたのかなあと思いました」
浜さんの感想
「ある意味、38歳カスティリホが、敵地に行って勝ったということは、いろんな人に勇気を
与えた、ということは言えるでしょうね」
負けたシュトルムについては
「自分を見にお客さん来てるんだと。これからドイツのボクシング界、立っていかなければいけ
ないと。それで、勝って当たり前という、言われているわけですからね」
「このプレッシャー、重圧は相当のもんじゃなかったかなと、いうふうに今日は思いますね」
最後にジョーさん
シュトルムとカスティリホの一戦はさまざまな教訓に満ちていた、と前置き
「ボクシング講座」の開講です
「ダウンされた選手が続ける時、もう、方法3つです」
「クリンチするか、足使うか、打ち返すかです。そして、その方法を取って、生き延びようと
したんですよ。ペース取り返して、取り返してきた。ところがね、ボディ打たれてたでしょ」
「それで、アウトボクシングしきれなかったですね。そういったところにね、ボディブローの効果
も分かった」
やはり、ボディブローは大切です。 今日は珍しく、真面目に締めたと思いきや
「シドレンコの試合。120対108がいましたよね」
「あの採点はねえ、もう競ってた試合ですからね」
「ちょっとシドレンコ」
高柳アナ 「ひどかった、ってことですか?」
ジョーさん 「そういうことですね」
高柳アナ 「はい、ありがとうございました。シドレンコですから勘弁してください」
たしかに、この締め方は・・・・・
いくらなんでも、シドレンコ???
クリックいただければ励みになります。人気ブログランキング
こちらもクリックいただければ励みになります。ブログランキング【ブログの殿堂】