ビータイト「ルーキーズマッチ決勝戦」(9.16新宿フェイス) |
「第1回ルーキーズKIGENカップ・デビュー戦トーナメント決勝戦」
ビータイトプロモーション(瀬端幸男代表)主催
オープニングファイト2試合
決勝戦9試合(対戦相手棄権2試合)が行われ全11階級の優勝者が決定した
常にボクシングファンの目線に立ってプロボクシングの人気向上を目指し
斬新な仕掛けを大胆に行うビータイトプロモーション
今年から取り組んだ新たな試みが「デビュー戦トーナメント・ルーキーズマッチ」
参加資格は、プロデビュー戦、あるいは、プロで、一戦一敗、未勝利のC級ボクサー
さらに、アマ経験がある場合、5戦未満迄
5戦以上のキャリアを持つアマ強豪、あるいは、プロでの勝利経験のあるボクサー
はトーナメントに参加できない
結果として、参加選手の実力の均等が図られ、同じくC級ボクサーを対象とした新人王
トーナメントとの競合を避けることができる
また、優勝した選手は、「第一回ルーキーズマッチ優勝者」という肩書きの下に翌年の新人王
トーナメントに参戦することも可能
競合するどころか逆に新人王トーナメントの盛り上げ、活性化にもつながるはず
チケットを売る営業活動に時間をとられることなく試合にのみ専念してほしいという方針の
もと
ファイトマネーは現金支給が原則
2007年7月28日には ルーキーズマッチ準決勝戦が行われた
( 過去記事 参照いただければ幸い)
なおライトフライ級、ミドル級は対戦相手の棄権により不戦勝で優勝者が確定
ライトフライ級は横浜光ジムの高橋大輝選手(1勝1KO)の棄権により角海老宝石ジム
の塩澤直紀選手(2勝2KO)が優勝
ミドル級はヨネクラジムの志賀紀夫選手(1勝1KO)の棄権により横浜光ジムの田中徹選手
(2勝1KO)が優勝
オープニングファイト2試合
残り9階級の決勝戦 全11試合の熱闘をレポート
オープニングファイト 第1試合 フライ級4回戦
○小林宏起(3-0判定)林隼人●
新日本木村ジムの小林(1勝1敗)が稲毛ジムの林(1敗)に3-0の判定勝ち
( 39-38 39-38 40-37 )
リーチに恵まれアップライトの構えの小林
右ファイタータイプの林は距離を詰めてのボディ狙い
小林の右ストレートからの左フックが林の攻勢にまさり3-0の判定で小林の勝ち
オープニングファイト 第2試合 スーパーフェザー級4回戦
○健太郎マイモンコンプロモーション(2-1判定)潮田宗紀●
TI山形ジムの健太郎マイモンコンプロモーション(1敗)が新日本木村ジムの潮田(1勝1敗)
に2-1の判定勝ち
( 39-36健太郎 38-37潮田 38-37健太郎 )
1回 サウスポー、健太郎の迫力十分の左がクリーンヒット
潮田ダウン
しかし立ち上がった潮田は2回以降必死の反撃
健太郎のパンチをもらい顔を腫らしながらも手数を繰り出す
健太郎は1回のダウンで狙いすぎになってしまったのか大振り単発が目立つ
最終4回 潮田の眼は完全にふさがっている状況
両選手、死力を尽くした打ち合い
勝敗は判定にゆだねられ2-1で健太郎の勝ち
次の第3試合からルーキーズマッチ決勝戦に
会場のスクリーンに両選手を紹介するプロモーション映像が流される斬新な演出
第3試合 ライト級決勝戦 ○手賀亮太(2回2分51秒KO)金村秀光●
ヨネクラジムの手賀(2勝1KO1敗)と新日本仙台ジムの金村(1勝1KO)の決勝戦
1回から思い切ったパンチの金村だがレフェリーからはオープンブローの注意
2回 金村、右のスイング
打ち終わりに体が流れたところに手賀の左フックがヒット
金村、ダウン
立ち上がってきた金村だがさらに左フックが決まり再度のダウン
2回2分51秒 手賀がKO勝ちでライト級優勝
第4試合 バンタム級決勝戦 ○笠原健人(3-0判定)小野良祐●
国際ジムの小野(1勝)とワタナベジムの笠原(2勝1KO)の決勝戦
1回は様子見の展開
2回以降は笠原のペース
ボディをしっかりと叩き上下に散らして手数を繰り出す笠原
試合終了
勝敗は判定にゆだねられ 40-37 40-37 40-36
3-0で笠原の勝ち
ワタナベジムの笠原がバンタム級優勝者に
第5試合 スーパーウエルター級決勝戦 ○森田淳年志(2-0判定)石川政之●
笹崎ジムの森田(1勝)とヨネクラジムの石川(1勝)の決勝戦
石川は低い姿勢から前進して上下に
ただしパンチがオープン
大振り
アゴも上がっていて、ガードもよくない
1回 2回と森田のパンチをかなりもらう
3回 4回はほぼ互角の展開
勝敗は判定にゆだねられ38-38 39-37 39-37
2-0で森田の勝ち
笹崎ジムの森田がスーパーウエルター級優勝者に
第6試合 スーパーライト級決勝戦 ○山口航(3-0判定)佐々木和也●
新日本木村ジムの山口(1勝1敗)と横浜さくらジムの佐々木(1勝1KO)の決勝戦
1回 サウスポーの佐々木の左がヒット
山口、ぐらつく
2回はリーチに劣る山口が距離を詰めて果敢に攻める
3回 4回とも手数にまさる山口のペース
試合終了
勝敗は判定にゆだねられ 39-37 39-38 39-38
3-0で山口の勝ち
新日本木村ジムの山口がスーパーライト級優勝者に
第7試合 フェザー級決勝戦 ○本間幸樹(2-1判定)ディエゴ瀬良垣●
つるおか藤ジムの本間(2勝2KO1敗)と角海老宝石ジムのディエゴ瀬良垣(2勝1KO
1敗)の決勝戦
このトーナメントに参戦して2連続1回KO勝利中の本間
入場スタイルは麦わら帽子と個性派ファイターの瀬良垣
1回からクロスレンジでの打ち合いに
サウスポーの本間のパンチが有効度でまさっていたように思えたがほぼ互角
2回も足を止めての打ち合い
まるで最終回であるかのように手数を必死に繰り出す両選手
瀬良垣の左目上がカット
本間の有効打によるもの
3回も打ち合い
瀬良垣の左フックが強烈にヒット
最終4回も壮絶な打ち合い
クリンチに逃げることなくクロスレンジで打ち合う両選手に会場は熱狂
試合終了
大きな拍手
勝敗は判定にゆだねられ 39-38本間 39-38瀬良垣 39-38本間
2-1で本間の勝ち
つるおか藤ジムの本間がフェザー級優勝者に
さらに、この壮烈な一戦
ビータイト関係者の胸を打ち
本間選手は今大会のMVP
さらに相手の瀬良垣選手は特別賞に
ところが瀬良垣選手、すでに会場をあとに
そこで、角海老宝石ジム広報部の黒井崇貴氏が代理受賞
黒井さん、お疲れ様です!
第8試合 ウエルター級決勝戦 ○森戸拓哉(3-0判定)大野徹哉●
船橋ドラゴンジムの大野(1勝)とヨネクラジムの森戸(1敗)の決勝戦
森戸は一発一発をしっかりと握りこんで打つ
2回までは森戸のペース
3回は打ち合いに
ところが最終4回は森戸がスタミナ消耗
大野が押し気味に
試合終了
勝敗は判定にゆだねられ 39-37 39-37 39-38
3-0で森戸の勝ち
ヨネクラジムの森戸がウエルター級優勝者に
第9試合 フライ級決勝戦 ○青野弘志(3-0判定)田中隆三郎●
角海老宝石ジムの青野(1勝1KO)と帝拳ジムの田中(1勝1KO)の決勝戦
1回から一方的なサウスポー青野のペース
左ストレート、右フックの切れもよく左右のボディも強烈
「下から上に返す」コンビネーションも冴える
一方的に打たれつづけた田中だがダウンは許さない
試合終了
勝敗は判定にゆだねられ 40-37 40-36 40-36
3-0で青野の勝ち
角海老宝石ジムの青野がフライ級優勝者に
私見だが、青野は来年のフライ級新人王の有力候補と思う
第10試合 スーパーフェザー級決勝戦 ○山本修一(2-0判定)永楽彰一●
国際ジムの山本(1分け)と帝拳ジムの永楽(2勝2KO)の決勝戦
パワフルなパンチャーの永楽
試合開始直後 早くも山本をぐらつかせる
ところが2回以降、スタミナ失速
大振りが目立ち、体勢を立て直した山本が的確に有効打を積み重ねる
勝敗は判定にゆだねられ 39-38 39-37 39-39
2-0で山本の勝ち
国際ジムの山本がスーパーフェザー級優勝者に
第11試合 スーパーバンタム級決勝戦 ○木本貴大(3-0判定)新田悟郎●
野口ジムの木本(2勝1KO)とワタナベジムの新田(1勝)の決勝戦
大応援団の後押しを受けたサウスポーの木本が1回からアグレッシブに攻める
手数 有効打ともに木本
試合終了
勝敗は判定にゆだねられ 40-37 40-38 39-38
3-0で木本の勝ち
野口ジムの木本がスーパーバンタム級優勝者に
終わりにこの日のラウンドガールの紹介
あやみん・・・・こと
佐藤綾美(さとうあやみ)さんです
9月いっぱいまではこちらの 「でちゃうダイヤリー」 をご参照
とにかく驚かされたのは会場人気の凄さ
あと「追っかけ」さんの存在
会場人気については JIONさんのブログ をどうぞ
会場で観戦されていたファンの方のレポートです
「看板を見せて次が何ラウンドか知らせるのが主な仕事。
でもあやみんは、自己主張も始めました。
あやみんの『萌』炸裂です・・・皆あやみんの虜に・・・」
だそうです^^
この方はそもそもすでに完全に「虜(とりこ)」になっていて客観的なものの見方ができなく
なっていることは間違いないのですが^^
ただ、たしかに今だかつて経験したことがないほどの歓声がお客様から上がっていた事は
事実
私もびっくり
「出る度に人気上昇!!
疲れてるだろうにそれを忘れて微笑む姿に会場のどよめきが走ってた。
女の子は「可愛い」の連発、男は声を発して歓声してたり、携帯撮影してたり!!
あやみんに乾杯!!!!!!! 」
なんだそうです^^
!が最後は7つも入っちゃって、なんとも微笑ましいというかうざいというか
気は確かかというか(失礼!)
ただ確かに凄い「どよめき」「歓声」が巻き起こっていたことは明白な事実なのです
あやみんのブログを読んでいただければわかりますが、言葉使い、言い回し、ものの見方
感じ方に独特のオリジナリティがありますよね
「あやみんワールド」とでもいうような
自分固有の独自の世界を持っている印象
これからもなるべく来ていただけるように交渉してみますので
暖かい応援のほど、よろしくお願いいたします
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