起業を目指す人々へ |
題して「ボクレポ起業チャート」
「この仕事は儲かりそうだ」
「この仕事は絶対当たる」
そんな主観的な思い込みのみでビジネスを起こしても成功できる確率は極めて低いと思い
ます。
仮に成功したとしても、それは偶然に過ぎず、新たにビジネスを起こす際には失敗してし
まう確率が高くなるでしょう
夢を見る権利は誰にもありますが、その夢を具体化し実現するためには最低限、以下の
「ボクレポ起業チャート」とにらめっこしてみてください。
全ての項目について考え抜いてしっかりとした対策を講じておいてはじめて起業について
語る資格が生じると思います。
ボクレポ起業チャート
①「誰に」「何を」「どうやって」
ビジネスの基本は、
「誰に」(対象者、マーケット)
「何を」(商品、サービス)
「どうやって」(業務プロセス)
売るか、です。
この三つを明確化できていますか?
得てして起業の志を持つ人たちは、「何を」ばかりに関心が集中してしまって「誰に」と
「どうやって」のポイントについて考えがおろそかになってしまいがちです。
「何を」やるか、がわかっていない起業家はいないでしょう
そのビジネスを起こせば、絶対に儲かると考えているはずです
ただそれだけでは不十分で「誰に」と「どうやって」を具体化、明確化することが大切です
「誰に」とはそのビジネスの顧客層を明確にするということです
若者向けなのか、高齢者向けなのか
男性か 女性か
「どうやって」とは言い換えれば「業務プロセス」を明確にするということです
②「業務プロセス」8項目の明確化
業務プロセスは以下の8つの要素から成ります
商品、サービスの調達
(提供すべき商品、サービスをどうやって調達するのかということです。モノ、カネ、ヒト
の手配などなど)
宣伝、告知
(提供すべき商品、サービスを顧客に告知する手段を確保することです)
受注
(顧客からどのように注文を受けるのか明確にするということです)
納品
(提供すべき商品、サービスを顧客に提供する方法を明確にするということです)
対価の請求
(提供すべき商品、サービスについて、その対価を顧客に請求する方法を明確にする
ということです)
料金の回収
(顧客からその料金を回収する方法を明確にするということです)
顧客対応
(顧客に対するアフターフォロー、リピーター作りの方法を明確にするということです)
トラブル対応
(様々な考えられるトラブルについての対応の方法を明確にしておくことです)
この8つの全てについてしっかりと考え抜いて、具体的な対策を明確にしておかないと
ビジネスを成功させることは難しいと思います。
対策を明確にするということは、対策をマニュアル化するということにもつながります
言い換えれば、マニュアルにできるくらいに業務プロセスが明確でない限り、起業などする
べきではないとも思います。
③起業ビジネスの評価
次に「何を」について
このビジネスをすれば儲かると思っているから、起業するのでしょう
ただ本当に考えているようにそのビジネスは儲かるのでしょうか
少し引いた位置で客観的に、そのビジネスが儲かるのかどうか再検討する必要があると
思います。
では、その再検討の作業はいかなるやりかたで行われるべきか
私は以下の5つのものさしで、じっくりと冷静な眼で考えるのがよいと思っています。
5つのものさしとは
1)市場性(顧客はいるのか)
2)収益性(利益はあげられるか)
3)成長性(どこまで大きくなるか)
4)継続性(続けられるか)
5)独自性(真似されないか)
この5つのポイントから徹底的に考え抜いて「儲かる」と判断した上で
なおかつ、業務プロセスの8つの明確化が実現できていれば
憤然決起!
大勝負に打って出るべきでしょう!
以下は半分冗談、半分本気
戦国の世とは異なり、ビジネスの戦いに失敗したところで命まではとられません
それでもおめおめと生きていたくないという人には公園での首吊りをお勧めします
まずは生命保険に入ること
その上で、必ず公園で首を吊ることです
確実に、一定の財産を遺族に残すことができます
これがビルの上から飛び降りた場合、下の人にでも衝突して怪我でも負わせれば
損害賠償請求で結局、保険金はなくなってしまうでしょう
死体が発見されないと「失踪扱い」になり保険は下りませんので、富士の樹海とか入水
自殺もお勧めできません
自宅で死んでも発見されなければ、死とはみなされず、保険金は下りません
いろいろ考えると公園での首吊りが一番ベター
発見容易で、すぐに死亡が認定されます
損害賠償もまず起こされません!
ちょっと、脱線が過ぎました
不愉快な思いをした方がいるとすればすみません
ただ起業にせよなんにせよ人間が本気で何かを決断し実行する場合
決死の覚悟があってしかるべきと思うのです
自分の死を具体的に想像しない決死の覚悟など
所詮はスローガンにしか過ぎないもので、笑止千万というものです