「WOWOWレポート」 イブラギモフとサミュエルピーター(2.20放送) |
WBOアジアパシフィックヘビー級タイトルマッチ(2005.12.15)
○王者スルタン.イブラギモフ(7回TKO)挑戦者ランスウイテカー●
シドニー五輪ヘビー級銀メダリストWBO4位、IBF15位のスルタンイブラギモフ(18勝
15KO)が、ボデイーブローを中心に手数で圧倒。ランスウイテカー(31勝26KO3敗1
分)から3度のダウンを奪って7回TKO勝利。イブラギモフは、サウスポーの利点を生
かして、速い右へのサイドステップから右フック、さらに左アッパー、ストレートを
ボデイーにつなげる基本に忠実なコンビネーションが光る好選手。
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なんといってもハイライトは、4回終了時。高柳アナがやってくれました。
高柳「第4ラウンド終了で、いかがでしょう」
ジョー小泉「このラウンドも、イブラギモフのポイントですね」
高柳「この人の欠点はいいづらいということですね」
浜さんにもジョーさんにも軽くスルーされちゃって、
高柳「スルタン、イブラギモフ、ロシア人です」
最初からわかってますって。
2回「(イブラギモフは)大太鼓を打つような感じでドドーン、と打ってます」
4回「ウイテカーのお腹ですね、もう、グズグズになってるような感じです」
6回「もう、プヨンプヨンになってるような感じです、ずいぶんボディにパンチをも
らいました。ランスウイテカー」
ドドーン、グズグズ、プヨンプヨン・・・・ドドーン、グズグズ、プヨンプヨン・・・
この高柳流擬音三連発も味わい深くて要チェック!
NABA北米ヘビー級タイトルマッチ(2005.12.15)
○王者サミュエルピーター(3-0判定)ロバートホーキンス●
「ナイジェリアの悪夢」サミュエルピーター(24勝21KO1敗)が、ベテランのロバートホーキンスを、99-90のジャッジが二者、あと一人が98-91の大差の判定で下した。
1回にピーターは早くも左ボディアッパーでダウンを奪うが、以降はホーキンスがクリンチを多用するなど防御に徹したために、攻めあぐみ、判定に。ラウンド途中、ピーターのトランクスの真ん中部分が裂けてしまったり、ホーキンスのトランクスがずれ落ちて、ファールカップ部分があらわになったり、果ては、パナマルイストレーナーが急に倒れ、酸素マスクをつけられて救急車で運ばれ、試合が一時中断するなど、ハプニング続出の展開に。
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「獰猛なピーターが挨拶するとき、どうも、っていうんですね」
試合開始のゴング直前、いきなりかますジョー小泉氏。
「ガハハハハ」っと、なぜか大受けの高柳アナ。浜さんはいつものように無反応。
次は3回2分過ぎ
高柳「さすがベテランです、ホーキンス。このピーターに相い対しまして1ラウンド
こそダウンをもらいましたがなんとなく戦い方がわかったのか」
浜さん「おそらくですね、打とうとするところが、顔が変わるんじゃないですかね、
ピーターは」
高柳「あー、読まれてますか」
浜さん「あー、読まれてますね」
高柳「ちょうど、ピッチャーがフォーク投げる時にクセで分かっちゃうのといっしょ
ですね」
っておいおい、そんなマニアックな例えってあり? 余計わかんないって。
さすがに、変なこといっちゃったって、自分でも苦笑の高柳アナ。
ところが、浜さんはそんな高柳アナを一切無視して、自分の話しに夢中。
「力むんでしょう、おそらく、顔に力いれたところ、赤くなるか何かでですね、急に
表情が変わるんでしょうね」
もし事実ならわかり安すぎるって。真剣に、生き方、考え直すべきだって。サミュエルピーター。
次は4回2分20秒過ぎ
ジョー「ピーターのトランクスが裂けてるような感じがしますね」
高柳「ほんとだ、白のトランクス、ちょっとなんか股が裂けて・・・あんまり見ない
ほうがいいと思います、これね」
いわれなくても、見ませんよ・・・心配しないで・・
ジョー「もうちょっと大きいトランクスはかないとですね、これ」
高柳「あららら・・」
ここに、浜さんが名人級の大ボケ。
浜さん「いやいや、そういうトランクスだと思いますよ、これ」
高柳「いや、サイドはそうなんですよ、スリットは入ってるんですけど、でも股間は
ちがうんじゃないかなと・・・まぁ、あのパンチのほうにみなさん気を使ってご覧い
ただきたいと思います」
浜さん「まぁ、選手はいまそれどころじゃ」
高柳「ないですね、それどころじゃ、かえって風通しがよくなっていいかもしれません」
ジョー小泉がここに乱入。
意味不明の展開をいっそう、シュールにしてしまいます。
ジョー「それどころじゃナイジェリアの悪魔・・・」
高柳さん、なぜか大受け。浜さん無言。
ジョー「悪魔じゃなくて、悪夢、ですね」
いわゆる「ボケ突っ込み」ってやつですか。なんか試合と同じくグタグタなんですけど・・
5回開始前、パナマルイストレーナーが意識不明に、試合は一時中断。
ジョー「リング外でハプニングがあったようですね」
高柳「あー、これですね、どなたか寝てますね」
寝てるんじゃないの、倒れてるの。しかも意識不明の重態なの・・・
高柳「卒倒でもしたんですかね、パナマルイスさん」
ジョー「だから、そっとしてあげたいですね」
こんなときにも駄洒落をかますジョーさん。律儀な点は感心しますが、すいませんけど、笑えません。お願いです、空気を読んで。
5回、試合が再開されるが、なぜか約1分でゴング。
高柳「いまのは明らかに短いですね、1分くらいではないでしょうか」
ジョー「そんなの、アーリって感じですね」
たたみかけるジョーさん、もうとまらないよ・・・
「この試合はもう、何でもアリ、モハメドアリって感じですね」
だれか、なんとかして・・・
さすがの高柳アナがついに反撃
「つまらないジョークもアリということで、ご勘弁いただきたいと思います」
笑うしかないジョーさん。一本とられたっぽい??
やったね、高柳さん、GJ(グッドジョブ)!
6回、終始、クリンチで、ピーターの強打から逃げるホーキンス。
ジョー「片方、ボクシングしようとして、片方、相撲しようとしてるんですからね」
高柳「はい」
ジョー「(ホーキンスは)腕をいれて、もろ差ししようとしてるんです」
高柳「相撲やるなら国技館へ行け、と」
ジョー「そういうことです」
8回2分20秒過ぎ。ピーター、珍しく足を使って、すばやいステップ。
ジョー「リズム変えましたね」
高柳「おおー」
ジョー「3分間やる必要ないですよ。たまの10秒、20秒、あれをやっていいパンチ入れてしまえばいいんですね」
高柳「ああいうステップもやるんですね」
ジョー「モハメドアリ的だったですね」
高柳「一瞬アリになったかと思いましたがすぐ終わりました」
ジョー「そんなのアリかと思いました。これ、二回目ですね。もう一回いうと減点になりますね
高柳「ハハハ、当然です」
ぐだぐだの試合展開もあり、ジョーさん、勢いを盛り返して、さらに悪乗り。
ジョー「もっと攻め込んで痛めつければですね、ホーキンスも試合コーナーで試合ホーキンス」
高柳「へへへへ、ねー、もっと白熱してればこんなに駄洒落もでないんですが」
ピシャリと高柳。再度、高柳さん、GJ!
9回、ピーターのトランクスも裂け目が広がり、ホーキンスのトランクスもずれ落ちて・・・
ジョー「もっと次回からデカパンはくことですね」
高柳「きょうび、街を歩いている渋谷の若い子みたいですね」
浜さん「セコンドが上げればいいんですから」
高柳「ピーターはあれ、あげちゃうと見えちゃうかもしれないというリスクがあるから・・・」
ちょっと待ってよ、高柳さん・・・ねーってばさー??
これって、ボクシングの番組でしょ。試合そっちのけで、いかついオヤジがトランクスの
話しで、こんなに盛り上がっちゃってどうするの・・・
ジョー「日本のレフェリーなら自分で上げさせますよね」
高柳「日本のボクシングファンもこれを見て、悪い影響、受けかねない」
それはない、ってか、それだけは絶対ないって・・・
最終10回
高柳「ホーキンス、お尻出そうですよ」
ジョー「トランクスずれ落ちそう」
高柳「ゴムがね、切れたんじゃないですか」
高柳「ひどいですね、トランクスは切れるわ、ずれ落ちるわ」
高柳「これ、相撲でまわしはずれて出しちゃうと負けになりますよね、これ、ポイントとってもいいと思うんですけどね」
相撲やるなら国技館行けっていったの、誰だっけ??ねーねー??
高柳「試合終了です、なんだか10ラウンドで終わってよかったという気がしてきました。」
ジョー「お客さんにとってはこの試合、まさに悪夢だったですね」
駄目出しされちゃったよ・・・ちょっと・・・
締めはいつもの小泉ジョーク
「本当に今日はいい選手を、ミッケルケスラー」
「このスルタンイブラギモフ、近い将来、世界に挑戦する機会があるでしょう。
世界タイトル、挑戦スルタン」
なんかいろんな意味で、楽しめたけど、疲れました・・・・・・